千葉県、児童養護施設や里親出身の若者への奨学金制度創設

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

こんにちは。本日は我孫子ライオンズクラブの関係で地元我孫子市の県立特別支援学校にお邪魔したりと地域をまわっておりました。

 

事務的作業としては、ホームページの活動実績等のアップデートを随時、行っております。

時系列でわかりやすく課題や写真を用いながら、皆様にお知らせしておりますので、是非、ご覧いただければと思います。

 

〇命を守り、安全な未来へ繋げる交通安全対策

 

〇地域に即した医療整備計画と在宅医療の充実

 

〇地域間医療格差の解消と医師・看護師等の人材確保

 

随時、私がこれまで取り組んできた政策やその経緯、今後の課題や取り組んでいくことなどお伝えしていきます!

 

さて、千葉県は児童養護施設・里親出身の若者への給付型の奨学金制度の創設を発表しました。

 

私自身、これまで里親や里子の皆様とコミュニケーションをとってきている中で、様々なご相談やご要望等を受けてきました。

県議会に入ってから、自分の政策として大きく取り組んでいる「里親制度の推進」。

里親の元で生活した後、大学に進学した若者、できなかった若者からもヒアリングをし、里親からも経済的な課題等による自立の難しさなどをうかがっておりました。

 

奨学金については、我が会派の2021年の代表質問でも取り上げております。

 

 

コロナ禍により職を失う人が増え、特に母子家庭を中心に厳しい状況が続いており、その影響を大きく受けているのが、残念ながら子どもたちです。

経済格差がそのまま学力格差につながり、それがまた新たな経済格差となり、負のスパイラルに陥っています。

千葉県では経済的理由で就学が困難な公立及び私立の高等学校に在籍している生徒に奨学資金の貸付けを行っています。

令和2年度は約900人の生徒に対し総額約2億8,700万円を貸し付けているとのことでした。

 

また、大学生等に対する国の給付型奨学金については、令和2年度に県立高校が推薦した生徒は約4,000人と把握しているという答弁でした。

 

私たちの視点ではひとり親家庭などで、学びたいことがあるにも関わらず、もしくは高等学校等において人物や成績、運動等の特技等が秀でているにもかからず、経済的理由で進学を断念せざるを得ない若者がいるという状況は日本の損失でもあり、県としても条件等を付けた上で給付型も考えていただきたいという主旨でした。

今回の給付型奨学金は、児童養護施設や里親出身者向けということで、精神的あるいは身体的ダメージを負ってしまった若者が自立できるように後押しする大きな一歩であると感じています。