こんにちは。我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
昨日は千葉県視覚障害者福祉協会の今野会長ご案内のもと、銚子市にある千葉県唯一の救護施設 盲養護老人ホーム『猿田の丘 なでしこ』へ視察してまいりました。
今回は我々の会派『千葉政策議員団』の谷田川みつたけ県議、すなが和良県議、石川りょう県議、そして田沼県議と折本県議と視察してまいりました。千葉市から約1時間半、駅から車で向かいました。
こちらは救護施設と盲養護老人ホームが合体している施設となっており、元は県が管理していましたが、現在は完全に民間運営となっています。
救護施設は18歳以上の方で、身体的もしくは精神的に障害があり日常生活を営むことが困難な生活保護を受けている方が入所できます。
盲養護老人ホームは、環境上の理由、経済上の理由により居宅で養護を受けることが困難な視覚に障害のある65歳以上の方が入所できます。
一般的な特別養護老人ホーム等とは異なり、視覚障害者の方向けに施設内は様々な工夫がされておりました。
現在は定員40名のところ28名入所という現状で、築50年ということで老朽化も懸念されており、入所方法も基準も含め、立地などの課題があります。盲養護老人ホームに入所されている方の平均年齢は82歳とのことで、入所には「措置」入所と個人で「契約」する入所のパターンがあり、我孫子市の方も入所されております。
長寿命化に伴い、高齢になってから視覚に障害が発症する人が相当増えることが予測されており、確実に必要な施設であるにも関わらず、この施設の存在自体を知らなかったりとまだまだやれることはあります。
今回の視察で現場を見て、施設の皆様のご意見や当事者の切実な思いを聞くことができました。
会派として、視覚に障害のある方々が楽しみがある空間で、快適に人生の後半を過ごしていただけるように、会派として取り組んでまいります。