【千葉県議会】代表質問

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日から千葉県議会は代表質問が始まりました。

会派の人数が多い順に行う代表質問。

初日の本日は自民党(午前)と立憲民主党(午後)が代表質問を行いました。

 

森田知事の今般の台風対応に関して、政治姿勢が問われる内容が多くを占め、厳しい質疑が続きました。

 

●災害対策本部立ち上げの遅れ

●「私的視察」というのは存在するのか

→特に非常事態は「公」が大前提のはず

●知事と担当部局長との連絡体制

→知事の特別秘書を通さないと知事と連絡がとれない

→行政の長としての公務と政治家としての政務に分けられており、行政側が知事の政務についての把握が必要。

●自衛隊に対する派遣要請が10日となったこと

●知事の運転日誌記載漏れ

●県警ヘリによる上空からの映像で被害状況を把握しなかった件

→防災危機管理部から知事へ見るよう要請がなくても、知事が積極的に自分から映像を見るべきであったのではないか。

→通信状況が悪くて静止画などにより見られなかった

→結果、市町村からの情報だけに頼った。今回のことを受け、ヘリによる情報収集を行うべきとした。

 

等々、千葉県ならびに知事の初動体制について、県民の声を代表し代表質問が行われました。

 

また、一連の言動における知事の政治的・道義的責任について問われると、森田知事は批判を重く受け止めお詫び申し上げる、と謝罪した上で、「みずからを戒め、律する意味で給料と期末手当の減額をみずからに課したい」と答弁しました。

 

まだその詳細については我々県議会には届いておりませんが、今後補正予算等での対応になってくるかと思われます。

 

そのほかにも、具体的な復旧・復興対策や検証を踏まえ、災害廃棄物の対応、治水対策の強化、市町村支援等に関する質疑が行われました。

 

代表質問の質疑では「危機感を持つこと」を改めて行政と災害対策本部長である知事に求められました。

 

広範囲で長期にわたる停電や通信遮断、断水があったことからも、倒木等の処理手続きや関係機関との連携強化が非常に重要です。

 

今議会では同じ会派の谷田川議員(※谷田川議員も被災されました)が一般質問に登壇し、しっかりと今後の体制整備について質疑を行う予定です。