6月定例県議会提出予定案件説明/千葉県孤立集落発生可能性に関する状況調査結果

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は県執行部より各会派に6月定例県議会に提出を予定している案件について説明がありました。

 

冒頭で先般発生した県職員における飲酒運転に関する3件の懲戒処分について行政から謝罪がありました。

私から、今回の3件はどれも本庁の職員ではなく、県の出先機関の職員が起こした事案であり、出先機関の職員に対して飲酒運転に対する指導や周知徹底が不十分であったのではないか、と指摘をしました。

 

 

6月定例県議会では予算案1件、条例案関係6件、その他9件(契約の締結、訴えの提起、専決処分承認)の計16件が提出される予定です。

 

本日、千葉県中山間地等の孤立集落発生可能性に関する状況調査の結果が公表されました。

令和6年能登半島地震では、地震に伴う土砂災害等の発生により石川県で多数の孤立集落が発生し、千葉県も石川県と同様の半島性を有しており、孤立集落対策の必要性が改めて認識されたことから、災害時に孤立する可能性のある集落を把握するために調査を実施し、取りまとめた結果が以下の通りです。

 

【調査対象集落】

農林業センサス(2020年)における農業集落のうち、「中間農業地域」及び「山間農業地域」の集落対象。

また、平成15年十勝沖地震では津波による孤立集 落が発生していることから、漁業センサス(2018年)における全ての漁業集落を対象とした。 

 

【調査対象とした集落数と孤立可能性有りの集落数】 

〇農業集落調査:797集落

 ⇒孤立可能性有り:468集落 

〇漁業集落調査:176集落

 ⇒孤立可能性有り:64集落

 

【市町村別】

 

 

 

 

今後は調査結果を踏まえて、市町村が実施する孤立集落対策にかかる取り組みに対し支援することになります。

そこで6月議会にて補正予算案で防災対策強化として3億円の予算案を予定しています。これは災害復興・地域再生基金の活用を予定しています。

 

今後、3年間集中して県は孤立可能性のある市町村を支援していきますので、今回の調査で孤立可能性のある集落のある市町村は県の補助金を活用できるよう、市町村と県が連携して取り残さない防災・減災対策を推進していきたいと思います。

 

また議案説明の前後も会派代表質問に向けた勉強会。