地元活動『交流サロン』/イチオシ2冊

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

新しい1週間が始まり、朝からバタバタしております。

9月議会に向けた会派代表質問の質問協議に加え、今後代表者会議で議論する議会改革についての意見をまとめるなど、電話とパソコンが手放せない状況です。

 

ということで遅めのランチタイムとなり、ブログを更新しています。

 

昨日は地元の自治会の交流サロンのお手伝い。

自治会メンバーの皆様の素敵な作品を堪能しました。

 

 

折り紙教室も開催され、多くの地域メンバーで賑わい、楽しいひと時を過ごすことができました。

 

嬉しいことに、折り紙で作った人形と傘をいただきました傘

 

 

リビングに飾っています。

ありがとうございましたクローバー

 

さて、週末に読んだ本でイチオシ2冊をご紹介します。

私はとにかく本はたくさん読むのですが、今日ご紹介する作品は全く異なる作風ですが、とても心に残りました。

 

『犬を盗む』 佐藤青南さん

 

表紙とタイトルに惹かれて購入。

資産家で独居の高齢女性の殺人事件をきっかけに犬好きの集まりとそれぞれの歪んだ正義感が交差する犬ミステリー作品。
 

「犬」を飼うことによりガラッと生活は変わります。犬を連れているだけで犬を介して全然知らない人と挨拶したり、仲良くなったり、ドッグランではちょっとした派閥が発生したり。そんな場面もたくさん出てきます。
また、多頭飼育崩壊の問題や匿名のSNSでの投稿による結末など、現代社会問題にも焦点があたっています。

登場人物1人1人の裏の顔も描写しながら、犬アレルギーと犬好きの刑事が殺人事件を追い、思わぬ方向へと向かいます。
終盤、ぽろっと泣きました。わかる。どんなことをしてでも犬を助けたい気持ち。家族である犬と一緒にいたい気持ち。

犬の視点で描かれている部分は心が痛みました。

著者の佐藤さんはやはり愛犬とともに暮らしていました🐶

 

 

『しろがねの葉』 千早茜さん

 

さすがの直木賞受賞作です。
戦国末期の石見銀山を舞台に女性・ウメの生涯が描かれています。暗闇の「間歩」が作品の重要なソースになっており、当時の情景が伝わってきました。
貧しい農民の娘として生まれたウメは、村から逃げ出すときに家族とはぐれ、山師・喜兵衛に助けられ、喜兵衛と暮らし始めます。
家族と離れる時の描写から恐ろしくなりました。

石見銀山でしか生きられない男女。
間歩での採掘作業を生業とする鉱男は鉱山病により三十歳で長寿の祝いをするほど寿命が短かったとのことです。そのため、銀山の女は三人の夫を持つと。
ウメの生い立ち、人生はあまりに過酷。しかし、生き様をまざまざと見せられました。これほどに力強くないと生き残れないのだろう、と。
島根県に行きたくなりました。

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忙しい日々の中で、唯一の自分の世界に入れる『本』。

幼い頃から本ばかり読んでいた私。どうやら姪にも受け継がれているようです。