【千葉県議会・文教常任委員会】質疑・視察

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

昨日、千葉県議会では農林水産常任委員会と文教常任委員会が開かれました。

 

私は文教常任委員会に所属をしており、同じ会派の谷田川議員は農林水産常任委員会に所属をしております。

 

昨日の文教常任委員会では、議案2件の審査が行われ、提出された請願、意見書案についても活発な議論がなされました。

 

請願については「千葉県立青少年教育施設の見直しに関することについて」という内容で、特に多くの質疑が行われ、意見が出されました。

これは現在千葉県に5か所ある千葉県立青少年教育施設を行革の視点から4か所に減らす方針について反対する請願でして、教育立県ちばを標ぼうしている千葉県として、少子化や施設の経年化などを理由に削減することはいかがなものか、という内容です。

 

【千葉県青少年教育施設】

●手賀の丘自然少年の家

●君津亀山少年自然の家

●東金青年の家 → 削減の方向

●水郷小見川少年自然の家

●鴨川青年の家

 

結果、『継続』という判断となりまた(私も継続判断)。

 

そして、実は今回の私の質疑にもこの千葉県立青少年教育施設に関連した質問。

防災教育の一環として行っている千葉県立青少年教育施設の防災キャンプ「生活体験学校」について質疑を行いました。

 

先般の千葉県での災害も含め、子どもたちが防災に関する知識を蓄えていくことは大変重要であると私は考えています。

指定管理する県立青少年教育施設で行っている防災キャンプ事業は避難所生活を想定して6泊7日の長期宿泊体験活動で、子どもたちの「生きる力」の向上を目指しています。

大変好評で、気候変動等の影響も踏まえ、良い事業なのです。

しかし、5施設のうち行っているのは3施設。

すべての施設で行えないか、という私の質問に対し、かなり前向きな答弁をいただきました。

というのも、今回の災害で被害のあった地域の水郷小見川少年自然の家と鴨川青年の家で行っておらず、一人でも多くの子どもたちに体験してほしいと思ったからです。

 

また対象者も県の施設であるために、その地域の方々に限定せずに幅広く募集をかけてほしいと要望しました。

 

次に『講師未配置問題』。

 

これは私も予算委員会、谷田川議員の今回の一般質問で取り上げています。

 

令和元年11月1日現在の講師未配置数は158人。

本年の5月には40人でしたので、急激に増えていることは否めません。

一般質問での答弁によると今年度の講師の未配置数は増加傾向にあり、その原因として療養休暇等の取得者増加が原因とのことです。

 

先生方が休暇を取得しやすくなったことは良いことです。一方で、講師が未配置となることで学校現場に影響が出てしまい、講師の確保は県教委として急務の課題であるわけです。

 

県教委では未配置解消のために講師の登録説明会を3会場から6会場に増やし、SNSを活用した講師募集を新たに行いはじめ、講師登録者数は増えてはいるものの、現実として未配置が増加してしまっています。

わたしの質問に対し、県教委は講師登録者の中に既に別の仕事に就いていたり、必要とする免許をもっている者がいない等の理由から任用できる講師が不足し未配置となってしまっている状況と捉えているとのことで、県教委は講師登録会を教員採用説明会と同時開催したり、各地区の講師募集情報をSNSで発信するなどという方策を取るとのことでした。

 

質疑後は、文教常任委員会として千葉県立中央図書館と県立図書館3館の集約や図書館と文書館との複合化を含めた千葉県の新たな知の拠点とたる新施設(県立青葉の森公園内(千葉市中央区))の建設予定地へ。

 

県立中央図書館で行っている事業等を館長にご説明いただきながら、新施設に向けた構想を膨らましました。

 

 

 

まだまだ県議会は続きます。

地元での活動もたくさんありますが、体調管理をしっかりしながら頑張ります!