せっけんの街40周年記念事業 環境活動家・谷口たかひささんの講演会「気候変動と自己肯定感」

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は千葉県議会は休会日。

明日から代表質問が始まり、12月中旬まで千葉県庁メインとなります。

 

ということで本日はせっけんの街40周年記念事業 環境活動家・谷口たかひささんの講演会「気候変動と自己肯定感」が柏市で開催され、渡辺ゆうじ柏市議とお招きいただきまして、聴きに行ってきました。

 

 

環境問題は私が特に力を入れている分野であり、幾度となく気候変動問題を県議会で取り上げてきました。

 

 

谷口さんは世界各国60カ国以上足を運び、我々に映像で現実を教えてくださいます。今、地球は地球温暖化により信じられないほどの脅威にさらされており、猛暑、世界同時発生の山火事、干ばつ、海面上昇など環境対策は待ったなし。

しかし、谷口さんはこの現状に日本も日本人も無関心に近い状況に警鐘を鳴らしています。

 

それは教育にも関係あると。

私は日本の公立、私立学校、アメリカの現地校、インターナショナルスクールという様々な教育環境で育ったのでその違いは身を持って感じています。

 

まずは自分の頭で考える、そして自分の意見をハッキリ言う、行動することを重んじる教育を重視する他国と比べ、環境問題においても知識と意識の部分で日本と差が出てきています。

例えば欧州では、子どもたちが環境問題に力を入れるように政府に対して学校を休んででもストを行います。

 

もちろん賛否両論が巻き起こりますが、

「自分の将来のために授業に出なさい」

という大人に対し、ストに参加した子どもたちは

「大人が温暖化問題に取り組まなかったから、我々の未来が奪われている。」

と言います。

このスト活動こそが教育活動であると捉え、運動への参加を保護者が許可すれば授業を欠席できると理解を示す学校も欧州では出てきています。

 

私自身も大学の卒論で環境問題について執筆したのは、米国では環境問題に関心があることは当たり前であり、マスコミでも連日報道されていたからです。

日本では環境問題に関する報道や番組は少なく、視聴率ばかりで、本当に大切なことが報道されていないと感じるのは私だけではないと思います。

 

このまま何もせずにいたら、気候変動で失うものは自然だけではありません。食糧自給率の低い日本は深刻な状況に陥り、世界で争いが起きることも予測されています。

 

毎年厳しさが増していく猛暑、世界で起こる山火事、南極が20℃を超えホッキョクグマが餓死状態にあること、普通の街が海面上昇によって水浸しになること、多発する台風や豪雨などに、私たちもおかしいと感じているはずです。

 

「今だけ」、「自分だけ」、「金だけ」、では人生の幸せは得られないという話がありました。その通りだと思います。

 

有名な研究ですが「健康で幸せな人生を送るために必要なのはよい人間関係だ」とハーバード大学による84年にわたる2千人以上の追跡調査で判明しています。

この研究事例を谷口さんも挙げていらっしゃいましたが、人間の短い人生で、人のことを気にしたり、人と比較したり、陰口言うよりも、良好で楽しい人間関係を築いた方がよっぽど良い人生になると私は信じています。

 

谷口さんはハッキリとした方で「そんな人たちと付き合う時間が無駄」と断言。仰る通り。

 

ただし、どんな場面でも自分と価値観の合わない人や苦手な人は必ずいるものです。

だからといって人を変えることはできませんし、価値観の押し売りも自己満足に過ぎません。

「自分の正義の反対は別の正義」だから。

 

だったら同じ価値観を持つ人たちと、共有して、一歩でも前に進めていこうよ!と前向きになることができる講演会でした!

 

先日はお祭りでお知り合いになった方々と湖北で意見交換させていただきました。

湖北駅南口のイルミネーションがとっても素敵音譜

 

 

みんなでワクワクするお話しをさせていただき、それこそ良い人間関係を築くことができ、楽しい時間を過ごすことができました。

 

明日から県議会は本格論戦。頑張ります!