我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
無事に昨日、会派『千葉新政策議員団』代表質問を終えることができました。
昨日の代表質問のうち、千葉県知事選に向けて、昨今の選挙で見受けられるSNSに関する真偽不明情報の拡散や誹謗中傷問題、さらには公職選挙法違反について千葉日報に取り上げていただきました。
水野質問主旨:
昨今の選挙においてSNSが大きな役割を果たしています。
従来は街頭演説や選挙カーによる活動が主流でしたが、現在はSNSを戦略的に活用することで、幅広い層に情報を届けやすくなり、短期間で多くの有権者と直接つながることが可能になるだけでなく、投票率の低い若年層や政治に関心を持たなかった層にもリーチできるというメリットがある一方、昨今の過激な投稿や真偽が定かでない情報の拡散について、公平性を担保するために、短い選挙期間中に警察がどのようにSNSを取り締まっていくのか、候補者を誹謗中傷からどのように守っていくのかは重要な課題です。
特にネットを通じた選挙活動については注意が必要です。例えば、投票日当日に投票依頼をする行為を行ったり、特定の候補者を当選させないことを目的として、候補者に関する虚偽情報や事実をねじ曲げた情報を広める行為は、公職選挙法に違反します。
公職選挙法第142条の7では候補者に対して、悪質な誹謗中傷をする等、表現の自由を濫用して選挙の公正を害することのないよう、インターネットの適正な利用に努めることとしています。
●SNSの取締りはどのようにして行うのか
●県民がSNSにおいて公職選挙法違反を犯さないためにどのように周知・啓発していくのか。
県警本部長答弁要旨:
事実関係を確認した上で捜査を開始し、 証拠資料の収集や裏付け等を行い、個別具体的な事実関係に即して、刑罰法令に触れると認められる内容であれば、法と証拠に基づき対処していく。
千葉県選挙管理委員会答弁要旨:
昨年来実施された選挙において、真偽の定かでない情報がSNS上で広く拡散し、有権者の投票行動に影響を与えた可能性があったとの報道がされるなど、選挙においてSNSの影響力が大きくなっているものと認識している。
本年3月執行予定の知事選挙では、SNSや啓発用チラシ、新たに設ける啓発用ホームページ等を活用し、SNS上での選挙に関する情報の取扱い等の留意点について、県民の皆様に広く周知を図っていく。
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公職選挙法は、選挙が適切に行われるための法律です。
しかし、その内容について県民が熟知しているとは言い難く、県民が知らず知らずのうちに公職選挙法違反の行為をしてしまうことがないように周知啓発を行うことは極めて重要なことです。
公職選挙法違反とは知らずに、匿名だからと安易な気持ちで投稿してしまったり、攻撃に加担してしまうケースもあり得えます。
答弁ではSNSにおける公職選挙法違反については、新たに啓発用ホームページを設けるとのことですので、そのホームページを多くのSNSユーザーの県民の届くようにSNSでの周知徹底を要望しました。
県民への周知不足によって、県民が処罰の対象とならないようにあらゆる媒体を活用して啓発していただくことも大切ですし、選挙管理委員会と県警が連携して違反取締りに取り組んでいただき、公平公正な選挙が行われるようにしていただきたいです。