東洋大学にて講義「政治とメディア~参院選振り返り~」

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

昨日は、東洋大学の川越キャンパスにて『政治とメディア』の講義を藤本貴之教授とダブルティーチングで行いました。

200人以上の学生が真剣に耳を傾けてくれました。

 

 

今回は参院選明けということもあり、そもそも投票に行ったか、投票にあたり何を参考にしたか、という学生のアンケート結果に基づきながら、そもそもの日本の政治・選挙の仕組み、国政(議院内閣制)の地方政治(二元代表制)の違い、衆参の違いなどを講義しながら、進めていきました。

 

 

 

全くと言って良いほど、全国の投票率、投票先とリンクしていました。圧倒的に国民民主党、参政党への支持が高く、7割が「政策」で決め、投票行った学生のうち6割以上がSNSを参考にしたという結果となりました。

 

 

私は毎年、この授業を行っているので、若い世代の政治への関心の度合いを肌で感じることができますが、今回は特に皆さん興味深く、授業を聴いていた印象です。

ちょっと前までは「国民民主党」も「参政党」もそれぞれの代表の名前や顔を誰も知らなかったのに、今回は誰もが知っているという状況にまで変化したのは確実にSNSの効果です。

 

また、良いと思ったことは「女性・男性だから」「ポスターの見た目」で投票した学生はほぼゼロであったこと。

私自身女性の立場を代弁する立場ではあるものの、男女問わず働く政治家が重要だと思っています。

情報が新聞やテレビしかなかった頃は、性別や年齢、政党、見た目だけで判断するしかなかったわけですが、今は政治家の活動はSNSを通して可視化されています。

 

新聞やテレビといったオールドメディアを参考にしたという学生も少しはおりましたが、SNSと比較すると圧倒的に少なく、日本の政治や選挙の手法は急速に変化をしています。

こういった状況によってこれまで以上に多くの若者が政治に関心を持つきっかけになったことは素晴らしいことである一方で、デマやSNS特有のアルゴリズムなど、冷静に情報を見極めることの大切さを伝えました。

 

 

また、政党の代表にばかり気をとらわれず、自分の地域(選挙区)で立候補しているすべての候補者をリサーチすることを勧めました。

一度見るとどうしても同じ内容が流れてきてしまうSNS。

SNSに使われるのではなく、自分がSNSを賢く活用していくことが大切です。

そして、たった1票で変わらないということは有り得ず、その1票で変わっていくんだ、ということを強調しました。

 

今日から完全に議会活動に切り替えです!