本日から9月定例千葉県議会が始まりました

こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日から9月定例千葉県議会が始まりました。

 

上程された案件は、令和2年度の補正予算案、各種条例案及びその他附帯議案の20議案のほか、報告4件及び「決算認定について」です。

 

令和2年度一般会計の補正予算額は533億8,321万余円、現計予算と合わせた補正後の予算規模は、2兆1,009億7,151万余円です。

 

新型コロナウイルス感染症については、7月以降も新規感染者数が多い状態が続いていることから、今回の9月補正予算案では、「感染症の長期化に備えた医療提供体制の整備」、「県民のみなさまとともに推進する「ちばと一緒に!」キャンペーン」、「厳しい経営状況にある中小企業等へのさらなる支援」などの取組を進めるほか、6月補正予算編成後の状況変化を踏まえ、緊急的に取り組むべき事業に必要な経費が計上されました。

また令和元年度の決算剰余金の2分の1を財政調整基金に積み立てられます。

 

●新型コロナウイルス感染症対策

 

感染症の長期化に備え、入院患者受け入れのための空床・休床確保、軽症者等のための宿泊施設確保等については、7月に作成した患者推計及び病床確保計画に基づき、あらためて積算した上で、年度末までの所要額が計上されました。

そのうち、空床・休床確保事業において、集中治療室等を除く休床分については、国基準補助単価が低く、医療機関の負担が大きいとの御意見があったことから、医療機関については、長期にわたり極めて厳しい環境下におかれていることも踏まえ、今回、集中治療室等を除く休床分について、県独自に補助単価を1日1床当たり1万円引き上げられます。

 

そして収入が減少した世帯の方への生活福祉資金の貸付については、これまでの動向を踏まえて、貸付原資をさらに積み立てるとともに、乗合バス、地域鉄道、タクシーなどの地域の公共交通事業者が行う車両消毒などの感染予防対策に対し、新たに支援金を給付等、感染症対策が盛り込まれています。

 

またPCR検査体制の強化として968,000千円(規定予算とあわせて2,575,616千円)も計上されており、検査体制を強化するとともに、医療機関や民間期間が行う感染症検査機器の整備に対する補助が増額されます。

【事業内容】

・PCR検査自己負担分の助成、地域外来・検査センターの運営委託 828,000千円

・感染症検査機関等設備整備事業 140,000千円

補助率:10/10

対象機器:リアルタイムPCR装置、等温遺伝子増幅装置 等

 

更に、売上が前年同月と比較して50%以上減少した中小企業等に最大40万円を支給している中小企業再建支援金については、売上の比較対象期間を12月まで延長するとともに、7月及び8月の感染症再拡大を踏まえ、新たに、6月以降、連続する3か月の売上高が前年比30%以上減少する事業者についても、支援することとなります。

●支給対象者:県内に主たる事務所を置く中小企業等

●支給額:最大40万円

 ☆複数の事業所を賃借している場合→40万円

 ☆1事業所を賃借している場合→30万円

 ☆賃借している事務祖がない場合→20万円

●支給要件:

 →令和2年1月から令和2年12月までのいずれかの月の売上高が前年比50%以上減少

 →令和2年6月から令和2年12月までの連続する3か月の売上高が前年同期比30%以上減少

●申請期限:令和3年1月末まで

 

このほか、新型コロナウィルス感染症対策含め様々な施策が反映された補正予算案となりますが、今日から1か月間、しっかりと議会活動を頑張ります。

 

また、本日初日は千葉県で活動する多くの団体が請願のご説明にお越しになり、皆様から丁寧に請願内容や実情等をお伺いいたしました。

 

 

県民の皆様方の切なる声をしっかりと聞いていきます。