我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日は県庁まで富津市議会議員の富井みどり議員と「これからの歩行訓練を考える会」の方々がお越しになりました。
私自身、千葉県視覚障害者福祉協会の評議員も務めている関係でご相談を受けています。
皆さんは歩行訓練士という仕事をご存知でしょうか?
見えない人や見えにくい人が白杖を使うなどして安全に歩行できるように指導・支援する専門職で、点字やパソコンによるコミュニケーションや、調理・掃除・食事など日常生活に必要な動作・技能の指導する方のことです。
しかし、国内に設置されている養成機関は大阪市にある社会福祉法人日本ライトハウス養成部と埼玉県所沢市にある国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科のみであり、履修に2年間かかり(大阪は特別措置有)、歩行訓練士の数が非常に少なく、1~2年待ちとのこと。
一方で、千葉県でも一部政令指定都市や中核市などは1~2週間で対応してくださるとのことで、市町村によって視覚障がいに福祉サービスがあまりにも異なるとのことです。
視覚障がい者にとって、移動は命にかかわるにも関わらず、歩行訓練士が全国に189人しかいないという現実(2024年社会福祉法人日本ライトハウス調査)。
障害者手帳を持つ視覚障がい者は全国に約27万人いる中で、歩行訓練士の少なさは深刻さを極めています。
実際に当事者のお話を聞き、いかに歩行訓練士のサポートが重要であるか、ということを理解することができました。
全国盲学校PTA連合会は児童や生徒数に応じて全国に歩行訓練士を配置するように求める要望書を厚労省に提出しています。
まずはこれだけ困っている方がいるという事実を千葉県で共有し、少しでもサポートできるように取り組んでいきます。
視覚障がい者支援~歩行訓練士~
