千葉県・児童相談所、新設2か所選定/6月議会に上程される議案説明/会派勉強会

こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

まずはご報告です。

一昨年の1月に千葉県野田の市小学4年生の女児が虐待を受けた末に死亡した事件を受けた対応で、昨年6月の県社会福祉審議会の答申を受け、千葉県は松戸市・鎌ケ谷市及び印旛郡市をそれぞれ所管する児童相談所の新設に向けた候補地選定を進め、松戸市と印西市の公有地が選定されました。

 

●松戸市・鎌ケ谷市所管
建設予定地:松戸市高塚新田・市有地
(全体面積約 16,000㎡のうち約 7,000㎡)
交通:JR東松戸駅 バス下車徒歩 4 分、国道 464 号、主要地方道に近い
環境:既存建物がなく、静かで落ち着いた場所

 

●印旛郡市所管
建設予定地:印西市牧の原・県企業局用地
(全体面積 27,000㎡のうち約 7,000㎡)
交通:北総線印西牧の原駅徒歩 10 分、国道464号、主要地方道沿い
環境:既存建物がなく、静かで落ち着いた場所

 

今後の整備予定
・ 基本設計等 令和 3 年度~4 年度
・ 実施設計 令和 4 年度~5 年度
・ 建設工事 令和 6 年度~7 年度
・ 開所(予定) 令和 8 年度

 

現在、千葉県立柏児童相談所は松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市を所管しておりますが、児童相談所の管轄見直しにより児童相談所が新設されることとなった上に、柏市が市独自の児童相談所の基本計画を策定しましたので、今後は千葉県立柏児童相談所は我孫子市、流山市、野田市を所管することとなり、名称や場所等も変わってくる(※柏である必要がなくなりました)ことが見込まれます。

 

また、本日は、6月議会で提出される予定議案の説明がありました。印西市と松戸市の2か所に新たに開設する準備費用として1100万円余りも計上されています。

 

 

熊谷知事が知事選で掲げた政策目標などを反映させた一般会計の総額で1,850億円余りの補正予算案となり、熊谷知事の色が濃い議案だと感じました。

※令和3年度当初予算は3月に知事選を控えていたことから骨格予算のみで、今回の6月補正予算において政策的な判断を要する経費や新規事業が肉付け予算として盛り込まれます。


このうち新型コロナ関連の経費は、自宅療養者などに対して往診を行った医療機関に1回当たり5万円から10万円を協力金として支給する費用配食サービス、軽症者等のための宿泊施設確保(県全体で常設1000室)、ホテルにおける健康管理体制(看護師24時間常駐、医師による健康相談、酸素濃縮装置配備、パルスオキシメーター個人貸与)、ワクチン接種体制の強化や県による集団接種実施、接待を伴う飲食店の従業員に対するPCR検査(千葉市、市川市、松戸市、柏市)等々。

 

入院していない方々への健康管理フォローは常々訴えてきたことなので、スピード感のある予算編成だと実感しました。


補正後の予算の総額は2兆3,112億円余りとなり、この時期の補正後の予算額としては過去最大となっています。

 



教育の部分では、全県立学校において一人一台端末などのICTを活用した授業を実施するための高速大容量通信が可能となる新たなネットワークを令和4年度4月からの運用開始に向けて準備をするとともに、スクールカウンセラーを千葉市を除く県内すべての公立小学校に配置するため、これまでの3倍以上の640人余りに増やし、スクールソーシャルワーカーも10名増やします。

 

また、我孫子市からも要望し、私から県議会でこれまで予算の拡充を要望させていただいておりました道路の白線消えの解消に向けた区画線の引き直しについても予算増額となりました!

区画線の引き直しで221,008千円単独事業で予算がつきました。

 

選挙前から熊谷知事とは何度も政策的な協議をさせていただき、地域のあらゆる声を拾っていただいた内容だと感じています。

 

熊谷知事がお瘦せになった印象でしたので、きっとかなりの激務なのだろうと推察します。

 

私たちも勉強会を重ね、県の職員の皆様と前向きに協議をすることが大切だと思っています。