6月定例千葉県議会開会/熊谷俊人知事へ新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を提出

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日より6月定例千葉県議会が開会となりました。

 

開会初日の本日は熊谷俊人知事に会派として新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を提出いたしました。

 

 

私が代表を務めさせていただいております政党に所属をしない議員で構成する無所属会派「千翔会」として、地域の声を知事に届けたものです。

 

今回緊急要望させていただいた内容は全部で6項目です。

その概要を以下、お知らせいたします。

 

●今後、65歳未満のワクチン接種が本格化することから、千葉県高齢者ワクチン接種センターのような大規模接種会場整備の検討及び打ち手となる医療従事者の確保に向けた各団体への早期働きかけ。

 

●国のワクチン接種記録システムは、都道府県が関与できないシステムとなっていることから、的確な市町村支援に活用できるようシステム改修を国へ要望。

 

●L452R変異株スクリーニングは厚生労働省が要請している全陽性者の約4割に拘らずに検査を強化し、感染拡大防止に取り組むこと。千葉県における変異株の種類の公表。

 

●酒類販売業者ならびに主に酒類を提供する飲食店への支援ならびにお酒のイメージダウンとならない情報発信の配慮。

感染防止対策を徹底した飲食店に対しては、緩和措置等の柔軟な対応をすること。

 

●学校において、複数の新規陽性者が確認された場合は、濃厚接触者の定義に縛られず、当該児童生徒に関してはPCR検査が受けられる仕組みの検討。

 

●政府や自治体の協力金等の手続きや条件等が煩雑であることから、積極的な情報提供につとめ、千葉県として伴走型の支援に取り組むこと。

 

すべての項目に対し、かなり前向きなご回答をいただくことができました。

 

特に学校における検査拡充については、知事が千葉市長時代にすでに実施していたことから、全県的に行っていただきたいですし、5月にクラスターが発生した県立学校や市の保護者とともに、県に対して検査の拡充を要望しているので、実践に向けて是非とも対応していただきたいと思います。

 

また、酒類販売業者に関しましては禁酒令が出ていることから大変厳しい状態となっており、地元の声を知事に届けました。

協力金の対象となっている飲食店ではなく、今定例県議会において、協力金対象となっていない酒類販売業者含む中小企業者等(個人事業主含む)を幅広く支援する追加議案が提出されることとなり、厳しい状況に追い込まれている事業者の皆様方の切実な声をたくさん聴いてきたので、とても安堵いたしました。

 

また、今定例県議会では私は代表質問を行います。

6月24日(木)午後1時~

千葉テレビで生中継となります。ぜひご視聴ください。

 

今定例県議会に提案されました案件は令和3年度6月補正予算、各種条例及びその他附帯議案の31件、報告14件です。

補正予算は従前より申し上げている通り、知事選があったことから3月議会の当初予算は「骨格予算」で、今回は熊谷知事が政策的に補正予算を組む「肉付け予算」となります。

 

コロナ対策はもちろんのこと、一宮川流域浸水対策をはじめとする河川改良、電話de詐欺対策(私も2018年に質疑)や

 

 

歩道整備、交差点改良、信号機の設置拡充、道路の白線消えの解消に向けた区画線の引き直し増額など。

※地元の我孫子市から要望され県に働きかけていた内容が多く含まれております。

 

また教育子育て施策の充実としてスクールカウンセラーを全公立小学校配置、スクールソーシャルワーカー増員、全県立学校にICT活用授業推進のためのネットワーク構築など、スピーディに進める内容となっております。

補正予算額は1,857億1,900万円で、補正後の予算額は2兆3,112億200万円となります。

 

約1か月間にわたり、知事から提案のあった議案等に対し、審議を行います。

 

本日は散会後に幹事を務める千葉県議会フリースクール等教育機会確保議員連盟総会に出席後、実際にお子様が不登校となった保護者の皆様方の声を聴き、その後すぐに知事要望、議員定数検討委員会に向けた説明、地元案件説明等でお昼を食べる時間が今に至っております。