被爆76周年平和祈念式典

本日は、被爆76周年平和祈念式典(我孫子市・我孫子市原爆被爆者の会主催)が挙行されました。

 

 

例年とは異なり、荒天及び新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、来賓の席も間隔をあけ、参加人数を減らすなどの対策がとられて、アビスタのホールにて式次第を変更して短縮開催となりました。

 

原爆犠牲者の御霊に謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、今日もなお後遺症に苦しまれている方々、ご遺族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

原爆投下から76年という月日が流れていく中で、被爆者の方々の平均年齢も83歳を超え、戦争や原爆の恐ろしさ、悲惨さを後世に語り継ぐ方々が少なくなってきています。

だからこそ、我孫子市が毎年行っている広島・長崎中学生派遣事業は希望の光だと毎年実感しております。

戦争を知らない世代が二度と戦争を繰り返さないように、核兵器廃絶に向けた取り組みをより一層加速させなくてはなりません。

 

今年は我孫子市内各中学校から各2名ずつ計12名の中学生が広島に派遣され、本日の式典では団長から派遣報告がありました。特に戦い合う相手は人間同士ではない、という言葉はとても響きました。

 

嫉妬や憎しみから何も生まれません。

私は常に人に対して感謝の気持ちを持つこと、自分と異なる考えでも耳を傾けること、攻撃しないこと、をモットーにしていますが、そうではない大人がいることも事実です。

争うのではなく、お互いを認め合うことが大切です。

 

私たちは新型コロナウィルス感染症によって当たり前と思っていた日常が失われてしまうことを知りました。

核兵器のない平和は今もなお実現しておりません。

私たち一人一人が当事者として、唯一の被爆国として、本来あるべき平和な未来について考える機会を積極的に得ていく必要があります。

 

本日の平和祈念式典に際しまして、改めて、平和を希求し続けることを誓います。