ダメな「万年野党」の存在が、実は政府・自民党を助けている。非生産的な国会に終止符を

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日で衆参2日ずつ、合計4日間の予算委員会審議が終了しました。振り返りを「やなチャン!」で行いましたので、こちらもぜひ御覧ください。

維新からは浅田・片山・石井議員の3名が登壇しました。

それぞれの専門性を活かした実りある質問をしていましたが、浅田政調会長からは厚労省から発表された年金の財政検証について、この楽観的なシミュレーションどおりに推移したら、日銀が現在行っている金融政策とハレーションを起こしてしまうのでは?という鋭い問題提起も。

限られた質疑時間の中で、黒田総裁の答弁は充分なものではありませんでしたので、こちらはぜひ私が所属する財政金融部会で引き取って検証を続けていきたいと思います。

一方で動画の中でもお話した通り、一部の野党議員による質問は対案なき批判ばかりに終始する、目も当てられない内容でした。

こうやってワーワーやっている姿に国民・有権者は失望して、国会や政治から興味を失っていくんだなあ…と、ここまでの審議を見て改めて感じたところです。

質問通告遅延の問題に関しても、論点ずらしとも思える記者会見を行い、多くの有識者・元官僚からすでに批判・指摘が相次いでいます。

森ゆうこ参院議員、国会での質問内容が「事前漏えい」
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3805639.html

エビデンスもない中での官僚叩き、私自身も本当にどうかと思いますが、こうした野党のやり方が国会である意味で「放置」されているのは、自滅してくれる「万年野党」がいた方が、実は政府・自民党にとってありがたいからです。

絶対に政権交代不可能だけど、「自民党には入れたくないから野党に入れるか」くらいの人が支持して存続する弱小勢力が国会にいることが、自らの権力基盤をむしろ盤石にするわけですね。

今回の騒動も、官僚の皆さまが消耗していく中で、ある意味で与党は壮大な自滅にニンマリしているのではないでしょうか。

だとしたら、それはもはや緩やかな「共犯関係」です。

このあたりは、足立康史議員の新著「国会という茶番劇」に詳しく解説されています。

こんな状態ではいつまで経っても国会に緊張感が生まれませんし、生産性も向上しません。

足の引っ張り合い・責任のなすりつけ合いにウンザリしている有権者の声を真摯に受け止め、私たち維新の会は建設的な議論・提案を行い、国会改革の道筋を見つけていきます。

それでは、また明日。

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おときた駿
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