こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
京都市長選 現職の門川大作氏 4回目の当選確実https://t.co/VpBPUQZuDR
— NHKニュース (@nhk_news) February 2, 2020
三つ巴の激戦が続いていた京都市長選挙は、現職が手堅く逃げ切り4選。
今回の選挙は現職に自公のみならず立憲・国民らが相乗りし、共産党系の候補者にれいわが乗るという構図が大きな話題となっておりました。
結果、予想通りと申しますか、特に立憲支持層は大半(75%)が推薦候補である現職に投票せず、大きな波紋が広がることになっています。
KBS京都の出口調査では、立憲支持層の多数が党の推薦する候補を拒絶する結果となった。これと同様のことが、2018年の京都府知事選でも起こっている。 pic.twitter.com/eVTNDi2c6V
— 三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) February 2, 2020
で、立憲支持者の皆さまが党執行部に怒り狂い、「支持者の声をしっかり聞け!」と声を上げるのは当然だとは思うんですけど、私はそもそも共産党との「野党共闘」に無理があると思うんですよね。やっぱり。
国政でのスタンスに反してまで、立憲・国民の京都支部が現職に相乗りするのは、かつて共産党が主導した京都の「革新府政」へのトラウマがあるからです。
かつての革新京都府政ではインフラ整備などがことごとく進まず、それが現在まで続く足かせになっていると評価されています。
つまりですね、現場の最前線で政治をやっている方々は、共産党が権力を持ったらどうなるかよくわかっているはずなんです。
だからこそ、京都選出の前原誠司代議士は、共産党を「シロアリ」とまで酷評して選挙協力を拒んできました。まったく正しいことだと私は思います。
前原元外相テレビ出演詳報(1)「共産党はシロアリだ。協力をしたら土台が崩れる」
https://www.sankei.com/politics/news/151114/plt1511140016-n1.html>共産党とはまったく違う。私は京都なので、非常に共産党が強いところで戦ってきた。共産党の本質はよく分かっているつもりだ。シロアリみたいなものだ。ここと協力をしたら土台が崩れる。
にもかかわらず、安倍政権に歯が立たないと見るや、共産党は「普通の政党」などと言って選挙協力してしまう…。
「小選挙区でルールが変わったのだから、野党も1つにまとまらなければ政権交代はできない」
といいますが、かつて政権を取った民主党は共産党と一線を画しながら政権交代に成功したわけで、その「成功例」にこそ学ぶべき部分があるんじゃないかと思います。
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いずれにしても、今回の共産党・れいわ新選組が協力タッグを組んだことも含めて、今回の京都市長選の結果は政界に様々な影響を及ぼしそうです。
今回、維新は自主投票として静観することになった点は申し訳ありませんでしたが、選挙構図や目先の利益に左右されず、地に足をつけて党勢拡大に尽力して参ります。
それでは、また明日。