山田真貴子内閣広報官の留任→入院→辞任。菅総理の危機管理は最低レベル

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

今朝は私も過日のブログで取り上げた、渦中の人である山田真貴子内閣広報官が急転直下の入院→辞任ということで、朝から国会はバタバタでした。

出席が予定されていた衆院予算委員会は当然のことながら欠席となり、まあ気持ちはわかりますが、一部野党は抗議で理事会に姿を表さず。

入院となってしまえばどうにもならないと知りつつ、メンツのため&維新(とついでに国民民主)による質疑のNHK中継を深夜枠に弾き飛ばすために騒ぎ続け、悔しいことに目論見どおりに維新・遠藤代議士の質疑生中継はなくなりました…。

※解説※
NHKで放送される予定の予算委員会は9時前にスタートし、スタートから正午までと、13時から17時までの間に行われる質疑は「生中継」される。

審議拒否・紛糾などでスタート時間が変更され、その放映時間外になってしまうと質疑の生中継は打ち切られ、深夜に録画放送される仕組みとなっている…。

それにしても、山田真貴子前内閣広報官をめぐる一連の総理・官邸の対応は、いくらなんでもお粗末すぎるのではないでしょうか。

特別職である内閣広報官を辞任させず、減給だけで職に留めようとすれば、国会質疑&ワイドショーで十字砲火にされることは火を見るより明らかであったわけで、どう考えても先週の時点で身を引かせておくべきだったのではないでしょうか。

「守るんやったら守ったれや!」という松井孝治先生の言葉、まさしくその通りだと思います。

一説には今週の週刊誌(?)で追加報道がされることを官邸がキャッチしたから、という話も出回っておりますが、もしそうだとしても、守ると決めて先週の段階で留任させたのなら、それも折込済で守るべきだったと私は思います。

念のため改めて申し上げますが、私は山田前広報官が不法接待を受けた部分については厳しく批判されるべきだと思います。

しかしながら、広報官を継続させたことはおそらく本人ではなく官邸の意思であり、それがゆえに過去の発言・パーソナリティまで批判の対象となってしまったことは極めて遺憾に思います。

政権は自業自得とはいえ、ご本人とおそらくその家族・関係者は、負わなくても良い傷まで負いました。

その重い責任は、批判の大きさを見誤り、遺留して職に留めた総理・官邸にあると言わざるを得ません。

新型コロナの感染は減少局面にあることから、内閣支持率は下げ止まっているようですが、こうした後手後手の対応で国民から信頼を失えば、ますます改革を行うための求心力は低下します。

菅内閣には不祥事に対する厳格な対応を改めて求めるとともに、汚名返上のためにも、総務省および霞が関の抜本改革に踏み出すことを引き続き提案してまいります。

それでは、また明日。

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おときた駿
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