深夜国会。一部野党のやり方はまったく支持しないけど、先延ばし戦術が現行ルールでは合理的になってしまう問題

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
※書いているのは明け方ですが、15日分のブログとして投稿しています

今日は私が参議院議員になってから初めての、日付をまたぐ「深夜国会」でした。

旧みんなの党時代、山田太郎さんの事務所に入り浸っていた頃に傍観者として体験はしましたが、当事者として迎えるのは初。

流れについてはリアルタイムでTweetしていたので、上記のTweetツリーを御覧ください。

衆院の内閣不信任案から始まり、参議院では最後に残った「重要土地規制法案」に反対する立憲・共産連合が委員長解任決議を濫発したという運びです。

日付をまたいで沢山の官僚・国会職員・警備員の皆さまが残業を強いられるわけで、このような引き伸ばし戦術はまったく支持しませんが、一部野党側がこうした行動に出る理由はわからないでもないです。

否決されるのがわかっている解任決議案などでも、時間を稼いでいる間にSNSやなどで世論の突風が巻き起こって「不測の事態」が発生する可能性もゼロではないので(最近与党側が腰砕けることも多いので余計に)、

打てる限りの手を打って先延ばしにさせるのは合理的っちゃ合理的なんですよね。現状のルールでは。

国会が通年化されたりすれば、またこういう駆け引き戦略が変わってくるんでしょうけども、国会の勢力図を含めて抜本的なところにメスを入れないと、こういう不毛な攻防が繰り返されるのだろうなと思います。

なお今回、参議院で焦点となった重要土地規制法案については、与党内でも公明党が慎重な立場を取ったこともあって、極めて抜け漏れの多い不十分な内容になっています。

そのわりに法律の条文は曖昧なものが散見されるなど、与野党ともに指摘してきた懸念が残っていることは事実です。

それでも安全保障上、ないよりはあった方が遥かにマシな「一歩前進」法案であり、ここで外国勢力による脅威より日本政府の人権侵害を過度に警戒するのは、さすがに国家安全保障の立ち位置としていかがなものかと率直に思います。

自公・維新・国民民主は賛成。立憲と共産は反対。

ここには埋めがたい国家観・安全保障観の隔たりがあると改めて感じた次第です。

臨時バスとかあるんかーい。

議員宿舎チームではない私は少し仮眠してから、着替えと子どもの顔を見るために始発で帰ります…(9時台の理事会のためすぐ戻ってきます)。

それでは、また明日。

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