2022年8月28日:パート2 22時過ぎ。高崎の自宅にいる。NBCの最新ニュースを聞きながら、本日2本目のブログを書き始めた。 知事に就任して、早くも3年が経過。群馬県は、これまで一貫して「政府との連携」を重視してきた。それもそのはず。新型コロナ対策も、災害対応も、豚熱の問題も、国の協力がなければ前に進まない。知事になってみて、改めてそのことを再認識した。 もちろん、政府が打ち出した政策だからと言って、何でもかんでも、唯々諾々と従うわけではない。万一、それが群馬県民のためにならないと感じた時は、堂々と意見を言う。常にその覚悟をもって、知事としての仕事に臨んでいる。 しかしながら、実際には、知事である自分が、政府の方針を否定したり、批判する場面は、ほぼ無かったように思う。うまくいかないことを、他人のせいにするのは簡単だ。でも、その前に、「先ずは県として出来る限りの対策を講じ、その上でどうやったら国と力を合わせて問題を解決出来るか?」を考える方が、ずっと重要だし、建設的だと思っているからだ。 しかも、今、日本を含む世界が、長引くパンデミックや安全保障環境の激変等、過去に経験したことのない未曾有の困難に直面している。その中で、歴代の政権(安倍内閣、菅内閣、岸田内閣)は、全力を尽くしてきたと評価しているし、群馬県が必死に取り組んできた新型コロナ対策や災害対応、豚熱の問題等に関する国の支援には、とても感謝している。 いい機会なので、誤解のないように「岸田総理への気持ち」を書き残しておく。日本国の総理大臣を選ぶ先の自民党総裁選では、30年来の友人で、盟友の河野太郎氏(現デジタル担当大臣)を全力で応援した。知事の立場で出来ることは限られていたが、群馬県の党員投票では河野太郎候補がトップの票を獲得した。 申し訳ないが、上記の総裁選で、岸田総理を支持することは出来なかった。加えて言うと、(岸田総理と面識はあるものの)本当に必要な時は遠慮なく電話したり、携帯メールで直接、連絡を取ることが可能だった菅前総理や安倍元総理に比べたら、距離があることも事実だ。 が、だからと言って、岸田内閣が「失敗したらいい!」などとは、つゆほども思っていない。逆に、岸田総理には、新型コロナ対策を含む様々な問題を克服するために、強力なリーダーシップを発揮していただきたいと切に願っている。 過去の会見でも何度か発言しているように、知事にとって最も望ましいのは、「中央の政続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』