知事選挙でも新たな戦略モデルを構築!②〜参院自民党1回生グループの選挙勉強会で語った一太流の哲学

2020年1月13日 2、3年前だったと思う。参院の盟友だった故・吉田博美幹事長からの強い要請を受け、参院自民党の1期制グループの勉強会で、「選挙の戦い方」について講演(?)したことがあった。  参院本館3階の幹事長室で、吉田幹事長とこんな会話を交わした。山本:「吉田さん、過去にも何度か、『選挙のやり方について新人議員の前で話をしてもらいたい!』と頼まれたのですが、辞退してます。ご存じのとおり、選挙に関しては、いつでもどこでも通用する勝利の方程式などないというのが、私の持論です。自身の経験なんか語っても、自慢話みたいな形で終わってしまうので、あまり意味がないと思うんだけど…どうかなあ?」吉田:「いや、それでもぜひ、やって欲しい!どう考えても、参院自民党で最も選挙が強いのは一太さんだ。特に、『特定の人物や組織に生殺与奪を握られてはならない!独力で戦える態勢を作っておくことが最も大事だ!』という一太流の心構えを伝えてやってもらいたいんですよ!」山本:「分かりました。吉田さんがそこまで言うなら、引き受けましょう。単なる自慢話にならないように、十分、気をつけてやりますね!(笑)」 場所は参院自民党の政策審議会控え室。30分のスピーチと40分程度の質疑応答という流れだった。冒頭の講演(?)では、過去の選挙データ等の資料を参加者に配布。山本一太の選挙に対する考え方、過去4回の選挙戦略等について解説した。次のような結論で話を締めくくった。 「今日、皆さんにお話したのは、あくまで私自身の手法です。政治家には、それぞれの特徴がある。個々の強みも弱みも違う。私が新人議員の皆さんと同じ選挙が出来ないように、皆さんも私のやり方を(そのまま)真似することは出来ないと思う。誰でもアコギを弾いて歌えるわけじゃないでしょう?!(笑)」 「そもそも個性が違うのに、他の議員と同じことが出来るわけがない!(笑X2)自分らしくないことを無理してやっても、有権者の心には響かない。そうは思いませんか?」 「加えて言うと、都道府県(選挙区)によって、地域性も県民性も異なる。群馬で効果的な手法が、他県で通用するとは限りません!」 「結論から言うと、誰にも、どこにもあてはまる万能の選挙戦略など、存在しないということです。すなわち、自らの強みを生かした、かつ地域性にマッチした独自の選挙戦略を、それぞれが努力して練り上げるしかない!!その1点に尽きると思います!!」 質疑応答の中続きをみる

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