外出自粛要請も休業要請も知事にとっては苦渋の決断〜それでも強くお願いしたい人と人との接触の削減

2020年4月18日 午後。高崎の自宅にいる。 午前中、武藤健康福祉部長や片貝主席補佐官と何度か、連絡を取り合った。今日も約30件のPCR検査があるようだ。結果が判明次第、連絡をもらうことになっている。 国会議員だった24年間、週末は、ほとんど地元に戻っていた。各地区の担当秘書が考え抜いて作った日程の中で、国政報告会をやり、様々な行事に出席し、支持者の方々の自宅を回った。平日に群馬に入れる日があれば、企業訪問を中心にスケジュールを組んだ。 時々、遊説や街頭演説もやった。街頭でマイクを握ると、世の中の雰囲気が分かるからだ。 その日に同行した秘書とは、移動中の車中で、終日、いろいろな話をする。会話が途切れることはない。「この地域でこんな動きがある」とか、「この問題で地域が困っている」とか、「こんな要望が強い」とか、「この人が体調を崩している」とか、「あの人がこんな悪いことをしてるらしい」とか。もちろん、各地区の選挙の情勢分析もやる。 時々、秘書たちの家族の話も出る。モノマネで笑わせたりもする。一緒に喜んだり、怒ったりもする。この秘書たちと一緒に地元を回る7、8時間は、情報の宝庫だった。同時に、スタッフとの絆を作る空間でもあった。 そうやって、自らの足を使って大勢の人々の意見を拾うことで、生の世論を感じ取っていた。ここが、政治家と役人の最も大きな違いだと思う。こうした地域の声を聞く活動を真面目に続けて来たからこそ、結果として(大勢の人に助けてもらいながら)、過去5回の全県選挙を全て圧勝出来たのだと自負している。 ところが、知事に就任して以来、なかなか地元を回る時間がない。ましてや、新型コロナウイルス問題で、集会そのものが出来ない状況だ。これはとても辛い。そりゃあ、そうだろう。今ほど、知事として「県民の生の声を聞く」必要がある時期はないもの。 もちろん、SNS等を通じて寄せられる意見や、地元秘書たちからの報告には耳を傾けている。しかしながら、あくまで間接的な情報だ。そのことがとても残念だし、申し訳ないと感じている。大勢の人に電話する時間もない。この点は、もう少し努力したいと思う。  県内各地に、合わせて70の山本一太後援会がある。苦しい時も応援してくれた大勢の支持者の人たちがいる。さらに言うと、昨年夏の選挙において、期待を込めて山本一太と書いてくれた約60万人(群馬県知事選史上の最多得票)の県民がいる。 その中には、自営業続きをみる

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