地元メディアが独自の調査で公表した県内35市町村のワクチン接種進捗状況〜必然だった情報公開。

2021年6月29日:パート2 15時過ぎ。知事室からのブログ。 16時から、ずっとやりたいと思っていた情報分析の会議をやる。18時からは「感染症危機管理チーム会議」もセットされている。公務の合間を縫って、本日2本目のブログを書き始めた。 本日の地元紙(上毛新聞)の1面に、県内市町村の新型コロナワクチン接種状況が、大きく掲載されている。上毛新聞が各市町村に取材して纏めた数値が記載されている。記事の見出しは、「高齢者1回目 接種率6割超」というもの。「県内自治体、来月完了へ急ピッチ」という小見出しも付けられている。 もちろん、県が発表した数字ではない。最近、隣県の栃木県や神奈川県を含む複数の県が、県内市町村のワクチン接種率の公表を始めていた。この流れを受け、庁内で「この状況だと、いずれは群馬県も情報公開を迫られる。先んじて、公表した方がいいのではないか?」という議論が起こった。 知事と副知事、県庁幹部が手分けをして、35市町村に意見を求めた。賛否両論あったが、特に市長の間で、慎重な見方が多かった。「各市町村は、それぞれ事情が違う。その中で、どの首長も懸命に接種を進めている。発表した数字が一人歩きして、各地域のワクチン接種のプロセスに支障が出ることは避けたい。」そう思って、結局、県からの公表は、見合わせることにした。 しかしながら、こうした情報が(メディア等で)発続きをみる

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