ブランド総合研究所の都道府県魅力度ランキングの問題点を徹底検証する:その6

2021年7月28日:パート3 間もなく午前1時。運動して、いい汗をかいた。熱いお風呂に浸かる前に、本日最後のブログを書く。 群馬県も、第5波の猛威に晒されている。明日の感染者は恐らく100名を超える。ここから暫くの間は、新型コロナ感染症に関する発信に力を集中させることになるだろう。その前に、「都道府県魅力度ランキング」に関するシリーズを(いったん)終わらせておきたい。 「その1」から「その5」までのブログで、都道府県魅力度ランキングの検証結果を報告した。誤解のないように言っておくが、こうした民間の調査自体を否定するつもりは毛頭ない。 例えば、今回、取り上げた「地域ブランド調査」の分析の中にも、群馬県にとって参考になる点がないわけではない。実際、「魅力度」以外の調査項目の結果をチェックしながら、「なるほど、群馬県の課題が見えてくる部分もある」と感じた。 しかしながら、(過去のブログでも指摘して来たように)このランキングの社会的影響力の大きさに鑑みれば、それに伴う説明責任(社会的責任)を果たしているとは到底、思えない。申し訳ないが、正確性や緻密さを欠く「かなり杜撰なランキング」だと言わざるを得ない。だからこそ、シリーズ連載までして、問題点を指摘させてもらった。 この「魅力度ランキング」に限らず、この種の「都道府県のランキング」を公表する際には、数値や順位に関する根拠を示し、説明責任を果たす必要があることは言うまでもまい。 こうしたランキングは、全国の自治体にとって目標となるような、信頼性の高いものであって欲しい。心からそう願っている。 群馬で生まれ育った知事として、故郷を愛する県民の1人として、続きをみる

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