群馬県内(桐生市内)で3度目の豚熱が発生②〜周辺3km圏内に29、10km圏内に85の農場が存在

2021年8月8日 午前10時過ぎ。高崎の自宅にいる。 先ほど、角田農政部長に電話した。豚熱の防疫措置の状況について説明を受けた。昨晩から、飼養豚の殺処分が始まっている。暑い中、現場に派遣される県庁職員の体調が心配だ。昨晩は、あまり眠れなかった。 農政部の職員が本格的に現場に入るのは、今日からだと聞いている。その後、全庁的に動員をかけていく。前回と違うのは、新型コロナの急速な感染拡大が続く状況下の作業であることと、猛暑が続いていることだ。作業に携わる関係者の負担をよく考えながら、対応してもらう必要がある。 新型コロナに関しては、群馬県でも、これまで経験したことのない深刻な状況に直面している。出来ることなら、今月は、知事として「県民の生命と暮らしを守るための仕事」(新型コロナと豚熱への対応)に、全神経を集中させたい。が、他にも、やらねばならないことがある。どの問題に対しても、一切、手を抜くようなことは出来ない。 特に、ここから2週間は、肉体的にも精神的にも過酷だ。いろいろな意味で、「厳しいプレッシャー」に晒されることになるだろう。が、何事も正直に、真っ直ぐやる。最も大切なのは、県民に「真実を語る」ことだ。 どうやって、県民の皆さんに、自分の考え方や思いを伝えればいいのか?過去25年間、政治家として様々な場面で議論を重ね、様々な立場で説明責任を果たして来た。その経験は、決して無駄にならないと思う。危機に陥った時ほど、「リスクコミュニケーション」の能力が求められるのだ。 さて、ここからは、昨日、県内で発生した豚熱に関するブログの続編。 何度も言うように、養豚業は群馬県の主力産業の1つだ。それだけに、飼養豚へのワクチン接種に関しては、今年6月、群馬県が全国に先駆けて「知事認定獣医師制度」をスタートさせた。 県内全飼養豚に対しても、適切な時期でのワクチン接種を進めて来た。他県に比べても、全く遜色はない。過去のブログでも触れたが続きをみる

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