2021年9月28日:パート2 20時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンを起動。熱い紅茶を飲みながら、自民党総裁選に関するブログの続編を書き始めた。本日は県議会本会議の一般質問。やっと、河野太郎を応援する言霊を放てる時間が出来た。 最新の報道や永田町関係者の話を見聞きする限り、岸田文雄候補が優勢との見方が多い。あちこちで、「河野太郎候補と岸田文雄候補が決選投票に進む。すでに国会議員票でリードしている岸田候補が、第1回目の投票では高市早苗候補を支持していた議員たちの得票をゴッソリ上乗せして逆転で勝つ!」というシナリオが囁かれている。 驚いたのは、ある派閥が、総裁選の前日というこの最終局面で、「実質的に岸田候補を支持する方針を打ち出した」というニュースだ。「実質的に」って、どういう意味だろうか?この派閥の所属メンバーの中にも、河野太郎氏への支持を明言し、実際に動いている議員たちがいる。この人たちの扱いは、どうなるのだろうか?! 「1回目は自由投票を許す。でも、決選投票になった場合は、(河野総理の誕生を阻むため)派閥の命令に従え!それが派閥全体のためになる」という理屈なのだろうか?!どうにも、不可解な感じがする。 もう1つ、目を疑ったのは、「高市早苗候補の陣営では、『もし高市氏が第1回目の投票で2位になってしまうと事態が混乱する(=河野候補が勝つ可能性が出てきてしまう)という警戒感から、支持拡大を抑える動きが出ている」という趣旨の報道だ。 少なくとも、これが高市氏本人の意思であるはずがない。高市さんの性格を考えれば、最後の最後まで、全力で勝ちに行くに決まっている。 総裁選のここまでの状況を振り返ると、岸田派を除く全ての派閥は、実質的な自主投票を決めていたはずだ。もちろん、各派閥の偉い方々が、「決選投票では一致して行動する」という形を整える(少なくともそう見せる)ため、それぞれのグループに所属する議員たち(特に若手・中堅議員)を締め付けたい事情は、よく分かる。 構図はごくシンプルだ。すなわち、偉い人たちが次の総理になる可能性が高い(そうさせたい)と考えている岸田候補に恩を売ることで、「新たな内閣人事では、うちの派閥を冷遇しないように!」というメッセージを送るためだ。そうでしょう?! が、もしそうだとすれば、岸田さんが総理になったとしても、結局は各派の思惑に縛られて、本当にやりたい人事や政策を大胆に進められなくなるのではないか?そんなふうにも、思ってしまう。もっとも、岸田候補も練達のベテラン政治家だ。各派の内情や実際の行動は、緻密に分析するに違いない。 今回続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』