北朝鮮決議、棄権について

「北朝鮮による今回の核実験に対し、厳重に抗議し、断固非難する」これは、山本太郎も同じ思いであり、決議して、それを示す必要があると考える。 国会決議は衆・参両院で行われる。今回、決議文の内容はそれぞれ違う。短いので、衆議院の決議文を読んで戴きたい。国際社会との協調姿勢を示したもの。この内容であれば、当然、賛成以外ない。 一方、参議院の決議文は、衆議院のものに比べ、我が国独自の制裁を強める姿勢が読み取れる。 全部読むのが面倒な人は、赤線部分のみどうぞ。 決議後、それを受けた安倍総理の演説では、「さらに、我が国独自の措置の検討を含め・・」とシッカリと宣言している。我が国独自の「追加的制裁」は危険だ。あくまで、国際的な合意と協力の形にするべきと考える。なぜなら、相手側の挑発に対して、より独自の強硬姿勢を示す事は、挑発に乗った形になる。我が国との緊張状態は、より強まる。それは、相手側の思惑にハマった事に等しい。そうでなければ、わざわざ核実験など行なわないだろうし、水爆実験成功とは、とても言えない結果を、大成功と喧伝もしないだろう。国際協調で制裁を強める、以外に独自に制裁を強める宣言は、かまってチャンに、真っ正面からガッツリ独自でかまってしまう形だ。それを避ける為にも、「国際協調のもと」、と決議する、冷静さが必要なのではないだろうか。挑発に乗って、リスクに晒されるのは、この国に生きる人々だ。ターゲットになりうる脆弱な原発施設に、ミサイルなどが着弾しても、政府はそれ自体の想定も、被曝防護の具体策も準備していない。驚くほどのお粗末ぶりであ続きをみる

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