水処理センター再構築に向けた地元学区説明は6月10日に

水処理センターのグループ化昭和30年代~50年代にかけて集中的に整備された15か所ある水処理センター(旧下水処理場)が稼働以来、おおよそ50年が経過し老朽化への対策が課題になっていたことから、名古屋市上下水道局は15の施設を「北部」「西部」「中南部」「東部」の4グループに分け、施設の統廃合やネットワーク化などの再編整備を進めることを名古屋市会経済水道委員会で公表している。

■ 老朽化が進む水処理センター(建設年度)
堀留水処理センター 昭和48年
名城水処理センター 昭和40年
守山水処理センター 昭和53年
露橋水処理センター 平成29年
山崎水処理センター 昭和35年
千年水処理センター 昭和39年
伝馬町水処理センター 昭和40年
熱田水処理センター 昭和5年
柴田水処理センター 昭和46年
鳴海水処理センター 昭和44年
植田水処理センター 昭和57年
西山水処理センター 昭和48年
打出水処理センター 昭和50年
岩塚水処理センター 昭和39年
宝神水処理センター 昭和50年

再構築にあたり、特に上下水道局が重視したのは、
1. 将来的な水量予測
2. 新技術の導入による施設のコンパクト化・ライフサイクルコストの低減
3. 温室効果ガス削減など環境への配慮
4. 施設の集約化による建設費用の抑制・維持管理の効率化
など。

その1つの形が施設の再構築(統廃合)となっている。

一方で、堀留・熱田・伝馬の3つの水処理センターの汚水処理機能を山崎水処理センター(南区豊田学区)に集約することから、付近住民からは「今まででも悪臭で大変だったのに、さらに大量の汚水がこの地域に流入するのは心配」などの声が上がっている。

6月10日(金)に開催される豊田学区公民会には、名古屋市上下水道局が訪れ、水処理センター再構築の考え方や再構築に向けたスケジュール、悪臭対策等の説明が行われる予定。水処理センターに対しては付近住民の関心も高いことから、さまざまなご意見が出される可能性がある。
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横井利明
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