名古屋場所が始まるが…

大相撲名古屋場所を迎えるたびに、街のあちこちでおこなわれていた力士と地域住民との交流は、今年も見送られそうだ。

名古屋場所が開催される7月になると、市内、県内各地で力士による保育園や幼稚園、介護施設等への慰問がおこなわれたり、相撲部屋後援会との交流が盛んにおこなわれたりしていた。大相撲人気に一役かっていたといってもいいだろう。しかし、新型コロナの感染拡大があった3年前から、ぱったりと交流事業は中止に。感染拡大に敏感な保育園や介護施設にとっては、外部の方々との交流はできる限り制限したいとの思いが強かったためだ。

一方、相次ぐ力士の感染に腐心する日本相撲協会にとっても、力士の感染は名古屋場所の興行に大きく影響するだけでなく、感染による力士の健康への懸念もあり、日本相撲協会としても場所中、場所前後の外部との交流を厳しく制限している。

私が理事長をつとめる特別養護老人ホームはるかぜでも例年、山響部屋が名古屋場所宿舎を開いていたが、日本相撲協会の指導により宿舎を設ける期間は例年の約半分。背景には協会の地方への配慮がありそうだ。

なかなか戻らない名古屋場所の「日常」。来年こそは力士と相撲を取る子どもたちの笑顔を見たいもの。
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横井利明
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