医療機関別救急搬送人数と充実段階評価結果

令和3年中の救急出動件数は、123,229件⁽対前年比 4,827件増、4.1%増⁾、搬送人員は108,736人(対前年比 3,732人増、3.6%増⁾となった。

■ 医療機関別救急搬送人数(令和3年度:名古屋市)
1. 名古屋掖済会病院 11,094人
2. 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 9,472人
3. 独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター 7,643人
4. 名古屋市立大学医学部付属東部医療センター 6,832人
5. 独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院 5,461人
6. 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 5,228人
7. 名古屋市立大学病院 4,558人
8. 名鉄病院 4,470人
9. 藤田医科大学病院 4,415人
10. 藤田医科大学ばんたね病院 4,012人
※ 上位7病院の順位は昨年と同じ

さて、急性心筋梗塞や脳卒中、重傷の外傷などの重篤な患者の命を救うために、高度医療を提供する3次救急医療機関である「救命救急センター」は、まさに地域における高度急性期医療の「最後の砦」となっている。

そこで、充実段階評価は、「救命救急医療を行うための体制⁽人員や設備など⁾は整っているのか」「受け入れ実績は十分なのか⁽重篤な患者を積極的に受け入れているのか⁾」などの基準に沿って毎年度行われる。評価結果をもとにランク付けを行い、次年度の補助金や診療報酬に反映させている。

■ 評価項目
・体制や実績を評価する点数⁽救急科専門医数が何人いるか、など⁾
・休日・夜間帯における救急専従医師数
・救急外来のトリアージ機能
・疾患⁽内因性疾患、外因性疾患、精神科、小児、産科⁾への診療体制
・年間受入救急車搬送人員
など合計42項目について「点数と、獲得基準」が定められ、その積み上げ⁽合計点数⁾を各救命救急センターの「評価点」とする。

厚生労働省が公表した令和3年度における救命救急センターの充実段階評価結果を見ると、名古屋市内でS評価を受けているのは、評価点数79点を獲得した「藤田医科大学病院」、75点を獲得した「名古屋掖済会病院」、74点を獲得した「日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院」のみ。なお、名古屋市立大学医学部付属東部医療センターは66点の評価点を獲得しA評価、名古屋市立大学病院は61点の評価点を獲得しA評価を受けている。
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ