名古屋城本丸御殿と防火・天守閣木造復元におけるはね出し架構

Mr.名古屋城との「異名」を持つ浅井正仁議員(中川区:自民)が今日11月28日(木)午前10時40分(予定)登壇する。

正殿や南殿、北殿が全焼するなど7棟9施設が被害を受けた首里城の焼失を受け、文化庁長官は、国宝や重要文化財の建造物を対象に定めた防火対策ガイドラインを、復元した建物にも拡大して、適用する考えを示している。

名古屋城本丸御殿は「今後400年、同じ建物を建設することはできない(木材業者)」とされるほど、大口径で美しい材料をふんだんに使い贅沢に建造されている。しかし、首里城同様にスプリンクラー等は設置されていないことから、夜間、電気系統等から出火した際、延焼をとめることができないのではないかとの指摘がなされているのが現実だ。

かつてのスプリンクラーと異なり、現在は小型化され、目立たない製品も多い。また、消防局によれば誤作動等もなくスプリンクラーが作動し被害を与えることもほとんどないという。ましてや3,000平方メートルにものぼる本丸御殿の内部は迷路のようになっており、ひとたび火災が発生すれば内部にいる方々が逃げ惑い二次被害を発生させる可能性もある。初期消火に有効なスプリンクラーの設置を求める声は根強い。

本丸御殿復元を計画した当初にもスプリンクラー設置の可否について議論された経緯はあったが、「スプリンクラーが目立つ」「誤作動の可能性」等の理由で設置されなかった経緯がある。しかし、当時とは比較にならないほど部品が小型化され、また誤作動する事例がないこと、さらに今回の首里城火災を受けた文化庁の対応の変化などから、400年間は復元不可能とされる名古屋城本丸御殿の防火設備のあり方について今一度検討する必要がある。名古屋市の答弁に注目が集まりそうだ。

一方、名古屋城天守閣木造復元については、文化庁における調査や石垣部会等有識者との意見交換を通して、観光文化交流局から発信される情報には疑問点が数多く存在する。仮に議会に誤った説明等を繰り返し誤った議決に導き、万が一市に損害を与えることがあれば、関係職員には多大な責任が発生する可能性がある。議会としてはそのようなことがないよう疑問点や誤った説明について指摘するとともに、当局の考えを確認する必要があり、その延長線上に木造復元の完成があると考えている。

はね出し架構特に今回の質問では、再び「はね出し架構」を取り上げる。実は「史実に忠実」といいながら今回新設する「はね出し架構」は鉄筋コンクリート造。基礎部分でハイブリッド構造となっている。文化庁や石垣部会は「復元を目的として文化財である石垣や地下の遺構を破壊することは認められない」との立場を崩していないが、「はね出し架構」は石垣の撤去・改変を前提とした構造となっている。竹中工務店から技術提案のあった「はね出し架構」に対する名古屋市の見解を尋ねる。

■ 11月定例会議案外質問
11月28日(木)午前10時40分~
浅井正仁議員(自民)
1. 本丸御殿等の防火対策と名古屋城天守閣の木造復元について
(1) 本丸御殿等の防火対策
(2) 天守閣木造復元の工法
2. 名古屋高速道路の新たな料金体系について
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横井利明
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