目指せ殺処分ゼロ!

「目指せ殺処分ゼロ!」を掲げる名古屋市。すでに犬の殺処分ゼロは実現しているが、猫の殺処分頭数は平成29年に比べ平成30年は大幅に増加した。これは、平成30年度、多頭飼育猫の引き取り頭数が6倍に増加したことにより、殺処分頭数が増えたもの。

■ 猫の殺処分頭数(環境省集計)
平成15年度 6,427頭
平成22年度 4,059頭
平成27年度 873頭(うち収容中死亡:168匹)
平成28年度 399頭(うち収容中死亡:177匹)
平成29年度 258頭(うち収容中死亡:182匹)
平成30年度 357頭(うち収容中死亡:168匹)

■ 犬の殺処分頭数(環境省集計)
平成15年度 628頭
平成22年度 203頭
平成27年度 23頭(うち収容中死亡:2匹)
平成28年度 0頭(うち収容中死亡:0匹)
平成29年度 4頭(うち収容中死亡:4匹)
平成30年度 2頭(うち収容中死亡:2匹)

さて、名古屋市は犬猫の殺処分頭数を減らすため、さまざまな取り組みをおこなっている。これら取り組みがあいまって、殺処分頭数の大幅な減少につながっている。

■ 収容される犬・猫を減らすための取り組み
(1) 飼主からの犬猫引き取り窓口の厳格化
(2) 飼主からの犬猫引き取りの有料化
(3) 飼主からの犬猫引き取り窓口を保健所から動物愛護センターか所に集約化
(4) ペットショップに対する指導の強化
(5) 避妊去勢手術への助成
(6) 終生飼養、遺棄防止の指導啓発
(7) 飼い方教室における啓発
(8) 新たな里親探し
(9) 「なごやかキャットサポーター」に対する避妊去勢手術費用の助成など地域猫活動の推進

■ 収容された犬・猫の譲渡頭数を増やすための取り組み
(1) ボランティア譲渡
(2) 失踪保護動物情報管理システムにより失踪したペットが飼主のもとへ戻れるよう支援
(3) 収容動物のホームページ掲載
(4) 譲渡犬猫へのマイクロチップ装着
(5) 変換犬猫へのマイクロチップ装着
(6) マイクロチップ装着費用の補助等所有明示の推進
(7) 譲渡用犬猫収容スペースの拡大
(8) 目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄付金の創設で、譲渡ボランティアの支援など
(9) 譲渡会の開催、猫のバスを活用した譲渡会、大人の猫の譲渡会
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ