名古屋市では、共生するまち・なごや」の実現を目指し、令和2年度から令和11年度の10年間において、本市の実施すべき取り組みを総合的かつ計画的に推進するため、「名古屋市人とペットの共生推進プラン」を策定している。
その推進の中核となる組織が、名古屋市から委託を受けて公益社団法人 名古屋市獣医師会が運営する「人とペットの共生サポートセンター」。
私の地元である南区柴田学区でも、センターの指導の下、地域にお住いの方が飼主のいない「のら猫」に避妊去勢手術を行い、周辺住民の理解の下に適切なエサやりや周辺の清掃などを行う「地域猫活動推進事業」に学区あげて取り組み、避妊去勢手術では100頭にのぼる実績を上げている。また、学校で教室を開いたり、ねこの譲渡会を獣医師会館で開催したりするなど、大きな成果を上げている。
共生推進推進プランではTNRなど4,000頭の避妊去勢手術を目標としていたが、令和3年度の実績は4,500頭と目標を大きくこえた。また、殺処分ゼロに対する市民の関心も高く「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金」は令和3年度7,000万円をこえている。共生推進プランの実現に向けた名古屋市獣医師会の皆様の取り組みが「殺処分ゼロ」の実現に向け、大きな原動力になっている。