劇団シンデレラ

第35回南区区民まつりが11月10日(日)開催され、私も地元公職者として参加させていただいた。

例年、南区区民まつりは日本ガイシホールで開催されているが、現在、耐震工事中であることから、会場を南文化小劇場、大磯小学校に移して行われた。また、名鉄が実施する「秋のハイキング」やシニア大集合等などの事業とも連携。南区全体を会場として実施されることになった。

さて、今年は伊勢湾台風からちょうど60年目にあたることから、記念事業として「劇団シンデレラ」による「伊勢湾台風60周年ミュージカル」が南文化小劇場で開催された。主人公のおばあさんが子どもの頃を振り返り、60年前の忌まわしい伊勢湾台風を思い起こしながら、台風の恐ろしさを観客に伝えるというストーリー。私は当初、学芸会を見るような楽な気持ちでミュージカルを見ていたが、劇団員の小中学生の迫真の演技に一気に引き込まれていった。

最も驚いたのは子どもたちの表情づくり。子どもたちは悔しさ、悲しさを顔いっぱいで表現。泣きながら会場に伝えようとするその必死の演技に、会場の方々は涙が止まらなかった。

「避難を怠ってはいけない」という「劇団シンデレラ」のメッセージは観客に十分伝わったようだ。