予算要望をしたものの…

IMG_00629月定例会が始まった9月11日、自由民主党市会議員団は河村市長に対し「令和6年度自由民主党名古屋市会議員団名古屋市の予算編成に対する要望」をおこなった。例年、この時期に予算要望を行っているが、今回は市議団が進めているDX化、ICTやペーパーレスの流れを受け、紙ベースでの予算要望ではなく、タブレットを使った予算要望とさせていただいた。

私たちは普段から自民党市議団会議においてもペーパーレスが当たり前になっているが、河村市長はやや戸惑った様子。政令市で最もデジタル化が遅れているといわれている名古屋市だが、この予算要望をきっかけにデジタル化を進めたいという思いが私たちにはある。

さて、新年度予算が決まる2月定例会には、「新年度予算書」が配布されるが、高さが数十センチも積みあがった紙の資料はまさに紙資源と税金の無駄。デジタル化すれば資料の検索も楽になるし、何よりも議会と当局との資料の共有がより一層議論を進めることに役立つ。今日の予算要望の会でも、市役所のデジタル化をできる限り早く進め、市民サービスの向上と市の行革を一刻も早く進めるよう要請した。

ただなぜ名古屋市はデジタル化を進めないのかといった質問に対しては、「マイナンバーがいかんわ」と河村市長は繰り返すだけで、理由は全く伝わらない。一方で「名古屋市独自の番号を使って、コンビニ交付をしたりすればいい」とはいうものの、総務省はサーバー機器などのハードウェアやアプリケーションなどのソフトウェアを、自治体の管理する施設内に設置して運用する「オンプレミス」はセキュリティ上、脆弱であり、避けるべきとしている。また、オンプレミスでは、自社のネットワークをセキュリティが高い状態に保つための十分な設計と費用や、人員が発生するため、コストが青天井で必要となる。実際、名古屋市の小中学性のタブレットのネットワークは、全国でただ一つオンプレミスでシステムを組んだことから、初期投資としてセンターサーバー構築費だけで26億円もの無駄な税金を投入している。

ガラパゴス化する名古屋市。

全く議会の指摘を受け入れようとしない市長。

無駄な税の投入。

DX化が進まないことから、いつまででも区役所の開庁時間に足を運ばなければならない市民。

困ったものだ。

■ 令和6年度自由民主党名古屋市会議員団名古屋市の予算編成に対する要望 (←click)
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横井利明
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