総務省より9月末時点におけるマイナンバーカードの交付・保有状況が公表された。全国の保有率は72.5%であるのに対し、政令市における保有率は72.1%。名古屋市はかつてビリだったが、全国政令市16番目と順位を上げている。
■ 政令市におけるマイナンバーカード保有率(令和5年9月末時点)
1. 熊本市 76.4%
2. 広島市 75.9%
3. 浜松市 75.8%
4. 千葉市 74.5%
5. 静岡市 74.3%
6. 仙台市 74.1%
7. さいたま市 73.3%
8. 北九州市 73.2%
9. 岡山市 72.8%
10. 神戸市 72.5%
11. 福岡市 72.5%
12. 相模原市 72.2%
13. 横浜市 72.1%
14. 堺市 72.0%
15. 新潟市 71.6%
16. 名古屋市 70.5%
17. 札幌市 70.4%
18. 大阪市 70.1%
19. 川崎市 70.0%
20. 京都市 68.3%
さて、各自治体で保有率が急上昇した背景には、利便性向上や行政改革への期待があるほか、ポイント付与がマイナカードの普及を後押ししたのは確かだろう。一方で、多くの誤登録などの混乱があったのも事実。多くは人為的なミスだったものの、制度に対する信頼が揺らいだ。市民・国民への丁寧な説明とともに、人為的なミスが減らせるようなシステムの改修を期待したい。