東区市議補選(その2)

「年内自粛」を表明していた河村市長が、東区市議補選における減税日本の議席奪取に並々ならぬ意欲を見せている。今後の河村政治を占ううえで、この補選が与える影響は極めて大きい。

5月におこなわれた南区市議補選では、応援に駆け付けるとみられていた選挙行事の多くをすっぽかした河村市長。関係者も拍子抜けするぐらいの「消化試合」を展開したが今回の市議補選は違う。東区市議補選に対する河村市長の熱の入れようは相当なものだ。

■ 河村市長が東区市議補選に傾注する理由
〇 地元で負けられない
河村市長は東区を地盤に過去、県議選、衆院選、そして市長選と戦ってきた。地元で黒星を喫すると、河村政治の終焉を市民に印象付ける。

〇 みそぎ
金メダル事件で失墜した河村市長への批判をこの選挙戦で勝つことによってみそぎとしたい。

〇 次期衆院選に向けて
衆議院選出馬に向け並々ならぬ意欲を示していた河村市長だったが、この度行われた衆院選においても、いずれの政党からも声がかからず出馬を見送っている。すでに衆院選への転身は事実上困難とみられるが、仮に地元東区の市議補選で減税公認候補者が負けるようなことがあれば、残された可能性も潰える可能性がある。
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横井利明
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