インフルエンザワクチン接種したのに…

厚生労働省は、「国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はないが、インフルエンザの発症を予防することや、発症後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果がある。」としている。しかし、予防接種を受けにもかかわらずインフルエンザに罹患した多くの方は予防接種に懐疑的だ。特に、今年の冬は、「インフルエンザワクチン接種したのに...」との声があちらこちらから聞こえる。予防接種の効果をあまり感じていない人が多いようだ。

さて、南区ではインフルエンザの患者報告数の増加が続いており、定点当たり患者報告数が、国立感染症研究所が定める警報の指標である「30」を上回った。また、瑞穂区を除く全区で注意報レベル「10」をこえている。今後、1月末から2月初めにかけてピークを迎える可能性があり、インフルエンザの感染には注意したいもの。ピーク期間中は、人ごみなどを避けることも必要だ。

■ 各区定点からのインフルエンザ患者報告数(R1.12.22)
1. 南区 37.5
2. 西区 31.3
3. 天白区 30.3
4. 守山区 24.8
5. 千種区 22.0
※ 30以上が警報レベル

■ インフルエンザ予防法
・普段から健康管理をし、十分に栄養と睡眠を取って抵抗力を高めておきましょう。
・人が多く集まる場所から帰ってきたときには手洗いを心がけましょう。
・アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
・咳エチケットを行いましょう。
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横井利明
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