「名古屋市立大学が大学病院として複数の病院を有することのメリットはある。」
「来年4月1日より名古屋市立2病院が大学病院化し、公立大学病院としては日本最大規模(1,798床)となるがどのように評価するか。」とのヨコイの問いに対し、大学病院として日本最大の病床(3,443床)を有する順天堂大学の新井一学長よりお答えをいただいた。
「医学・医療に関する卒前卒後教育の現場として、病院の有する意義は大きい。その規模が大きければ、そこに集う人材も豊富になり、病院は大学の持続的発展に必要な人材確保には欠かせない存在となる。」
そして、順天堂大学の多様な財源確保に向けた取り組みも参考になった。基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を格段に発展させることを目的とする「科研費」や企業からの「提供講座」、製薬会社からの寄付など目を見張るものがあった。
「今後も自治体等から要請があれば大学病院を各地に設置する。」とする新井一学長。地域社会から期待される大学病院づくりに向けた取り組みの姿勢は大変参考になった。