直後の国政選挙の「先行指標」として注目されていた東京都議選の開票がおこなわれ、それぞれ議席が確定した。
■ 東京都議選2021(改選前比)自民 33議席(+8)都民 31議席(-14)
公明 23議席(+0)共産 19議席(+1)立民 15議席(+7)維新 1議席(+0)ネット 1議席(+0)無・他 4議席(-1)
合計 127議席
自民・公明で過半数の獲得ができなかった一方、都民ファーストの会は議席を大幅に減らしたものの戦前の予想に比して善戦。共産・公明は堅調といったところか。都議選は勝者なき結果ともいえそうだ。そして9月~10月にも執行される衆議院選挙においても、東京オリンピック・パラリンピックへの対応や新型コロナワクチンの供給の遅れへの批判がやみそうもないことから、自民への逆風は依然強いと考えるべきだろう。いずれにしても、小池都知事の「うまさ」が際立った選挙だった。