妻とともに公園の清掃・パトロール活動を済ませた7月11日夜中、道路上に落っこちていた脱皮したばかりのクマゼミを見つけた。全身ほぼ真っ白。おそらく羽化したものの、木からうっかり落っこちたのだろう。
そして、7月12日早朝からはわが家の庭でもクマゼミが初鳴き。長男が小さかった頃は、近所の公園にはアブラゼミしかおらず、クマゼミは「希少種」であり宝物を発見したかのような喜びがあったが、今では勢力図が一変。アブラゼミを探すのは至難の業となっている。
ネット上には、クマゼミが増えた理由について、それぞれの学者がそれぞれの推測に基づき、増加理由を説明しているが、実際の理由はわかっていないようだ。■ クマゼミが増えた理由(学者のご意見)
・地球温暖化でクマゼミの卵がかえりやすくなった。
・クマゼミは飛ぶ力が強く鳥に食べられにくい。
・都市部における植栽の増加・ヒートアイランド現象を背景にした地面の乾地化。クマゼミの幼虫は公園のような乾いた地面でも土を掘ることができる。
いずれにしても、これだけ短期間の間に動物の生態環境が激変するのは決して好ましいことではない。たかがクマゼミではなく、原因を追究し地球環境保全のため、対策を講じてほしいものだ。