休園が相次ぐ保育園 次は9.1リスク

連日のように保育園、幼稚園、認定こども園の休園が相次いでいる。

これは、保育園や幼稚園に通う子どもを抱える20歳代、30歳代、40歳代の若者に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いていることから、家庭内感染を介して乳幼児にも感染が広がっているため。また、保育士にも家庭内等で感染する事例が後を絶たず、8月19日だけでも新たに市内8保育園において休園措置となった。これで市内の保育園の休園は8月19日現在18保育園となった。各園では陽性と確認された子どもが最終登園した日から2週間、休園となるため、保護者の多くは会社等を休まざるを得ない大変な事態となっている。

■ 8月19日の年代別新規陽性患者数(名古屋市)
10歳未満 12人
10歳代 34人
20歳代 104人
30歳代 39人
40歳代 46人
50歳代 30人
60歳代 6人
70歳代 5人
80歳代 1人
90歳代 0人
100歳代 0人
合計 277人

■ 9.1リスク
さて、9月1日には夏休みが終わり、市内小学校・中学校において始業式が行われる。しかし、想像以上に保護者・小中学生に新型コロナが感染拡大していることから、始業式は無事終えたとしても、翌週くらいから各校で休校が相次ぐのではないかと危惧されている。また、学校で児童・生徒を介して感染拡大が続くと、より広範な家庭にコロナが拡大することも心配されている。

もちろん、各小中学校も感染対策に腐心しているが、従来の感染が「飛沫感染」であったのに対し、デルタ株は「マイクロ飛沫感染」となり、空気感染が主流となっているため、もはやマスクの効果が限定的となっているためだ。クラスの中で1人感染者が出ると、マスクをしていたとしても他の児童生徒に感染拡大する可能性が高まっている。まずは教室の窓を15分に1回換気するといった程度ではなく、開けっ放しにして授業をするぐらいの感染対策が必要だろう。

各学校の先生方は9月1日から始まる見えない敵との戦いに戦々恐々としている。
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横井利明
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