シェアサイクル

シェアサイクルとは、他の人と自転車をシェア(共有)できるサービス。必要な時だけ自転車を借り、利用した分だけ料金を支払う。「コミュニティサイクル」「自転車シェアリング」「サイクルシェア」などと呼ばれることもある。

観光地で時々目にするレンタサイクルは、店舗の営業時間に店舗でしか借りられず、返却も借りた店舗に、営業時間内に返却しなければいけないなどの制約があるが、シェアサイクルは一定のエリアに「ポート」と呼ばれる駐輪場が数多く用意され、24時間いつでも好きなポートで自転車を借りることが可能となっている(一部例外あり)。

また、同じ会社のポートであれば、借りた場所とは違う場所に返却しても問題はない。例えば、名古屋城で借りて、大須で返却のような使い方ができる。

今後、名古屋市内では、さらに新規参入事業者が予定されるだけでなく、既存の事業者においても自転車台数やポート数を増設するなど、さらに利便性を高めるためのサービス向上の動きがある。自動車、公共交通機関に続く第三の交通機関として「シェアサイクル事業」はますます活況を呈する見込みだ。

■ シェアサイクルのメリット
・好きな場所で借り、好きな場所で返却が可能
・24時間いつでも利用可能(一部例外あり)
・利用料金が安価
・渋滞や電車の遅延など、交通事情の影響を受けにくい。
・スマホだけで利用できる。
・二酸化炭素の排出量を減らせる。
・感染リスクが低い。
など。

さて、名古屋市内では、3社がシェアサイクル事業に参入している。

〇 Charichari(チャリチャリ)
・事業者名 neuet株式会社(本社:東京都港区)
・事業開始 2020年7月
・事業規模 ポート64か所
・料金 1分 6円
・利用について スマートフォンアプリで専用の鍵をあけ簡単に利用

〇 でらチャリ
・事業者名 栄ミナミまちづくり株式会社
・事業開始 2016年10月
・事業規模 ステーション14か所
・料金 1時間 100円、1日 500円
・利用について スマホで登録。貸出・返却もスマホだけ。

〇 カリテコバイク
・事業者名 名鉄協商
・事業開始 2019年5月
・事業規模 自転車310台、ポート106か所
・料金 最初の30分165円(税込)/回、以降30分/110円(税込)
・利用について 事前にスマートフォン等で会員登録を行い、料金はクレジットカードで精算
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横井利明
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