輸入材の高騰を好機に

木材等の高騰によるウッドショックの影響で着工が遅れていた新設保育園の園舎建設の安全を祈念する地鎮祭に10月23日午後、参加させていただいた。

建設業の皆様にうかがうと、昨今、木材の高騰にとどまらず、鉄骨や石膏ボード、アルミサッシなど値上げは建築資材全般に及んでいるという。また、ガソリンなどの燃料もかなり高騰していることから、建築資材の輸送に係るコストも増大しているとのこと。最近では着工見合わせや事業の見直しなど影響が徐々に出始めており、このまま値上げが続けば、コロナ後の景気拡大の足を引っ張る可能性が懸念される。

さて、日本の住宅建築等に使われる木材の7割弱が輸入材といわれている。今回のウッドショックは、海外依存度が高い日本のサプライチェーンの脆弱性をあらためて浮き彫りにしたもの。建設業に携わる方々にうかがうと、ここへきて輸入材より愛知県産の木材の方がお値打ちな場合も出ているという。国産材に注目が集まっている好機をどのように活かすのか、今後、国産材の活用を含め、サプライチェーンの強化に向け対策を講じていくことが必要だろう。
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横井利明
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