「質問しても何も変わらないようならやめとけ。時間の無駄!!」本会議原稿づくり

9月13日(金)からはじまった本会議個人質問。連休をはさんで18日(水)まで開催される。

若手議員に対する本会議質問の指導を通して、徹底的に成果主義にこだわる。本会議質問を通してよりよい社会を実現することができたのか、安心安全の社会の礎となったのか、市の施策を正しい方向に導くことができたのか。「質問しても何も変わらないようならやめとけ。時間の無駄!!」と徹底している。

「素材別収集への転換(9月18日:松井市議)」の質問では、ごみ非常事態宣言の時代背景、名古屋市がごみを大幅に減量し、リサイクルのトップランナーになった時代における市民の協力、そして昨今のリサイクル率の低迷、また、古紙の買取単価の推移や中国における廃棄物輸入規制、そして現場調査など、徹底的に調査研究を進める。その結果が紙製容器包装から素材別収集への転換へとつながる質問となる見込みだ。

東海地方最大といわれた断夫山古墳が今日まで未盗掘、未調査だった理由として、もともと断夫山古墳周辺が長く熱田神宮領だったことがあげられる。日本武尊(やまとたけるのみこと)の奥さんだった宮簀媛命(みやずひめのみこと)の墓だったことから、調査によって当時の生活様式や古墳の歴史の解明にも期待が集まる。現在の全長は150mだが、当時は墳丘の周囲に周濠が巡らされており、本来の周濠をあわせると、日本屈指の規模だったという。今回の質問で断夫山古墳の県市共同発掘調査へとつながるみこみだ。断夫山古墳の県市共同発掘調査について(9月18日:服部議員)の質問にあたり、専門家からの聞き取り、現地調査、断夫山古墳に関する調査、周辺住民の意識など、多岐にわたる調査を行っている。

「価値あるオハ35系、供奉車といった旧型客車の行方(9月17日:斉藤議員)」では、日本最古の製造とされる客車が解体の危機に瀕している問題を取り上げる。名古屋市熱田区で製造されたこれら客車をJRから譲渡を受け、日本の鉄道史を市民にぜひ感じていただきたいとの狙いだが、クラウドファンディングの仕組みを使って税投入せず市科学館に運搬・展示できないかという問いかけだ。

逆に市の姿勢を質し問題点をあぶりだす質問も。「天守閣木造復元の進め方(9月18日:浅井市議)」では、現天守閣の解体にかかる現状変更許可がなかなか認められない現状を質す。「石垣部会の委員を全員クビにする。」「文化庁を訴える」などの言葉の端々からにじみ出る市の姿勢は、あたかも現状変更許可を認めない文化庁や石垣部会が間違っているといった姿勢だが、私たちの思いは石垣の保全計画作成に一向に取り組もうとせず、一足飛びに現天守閣の解体にまい進する市の姿勢こそが誤っているように見える。今回の質問でそういった問題点をあぶりだす。

「港区内の都市計画道路名四国道線の渋滞緩和対策について(9月17日:吉田市議)」では、国道23号線十一屋交差点・宝神交差点における渋滞問題の解消へと導くきっかけとしたい考え。「名古屋版シリコンバレーの創生に向けた取り組みについて(9月17日:浅野市議)」では、指導する中川市議から世界を代表するインキュベーション施設である「ステーションF」の研究を続けるヨコイに問合せ。「待機児童対策について(9月18日:岩本たかひろ)」市議もなかなかすすまない待機児童対策に対する市の姿勢を質す。

この時期は役所の退庁時間は深夜に及ぶことも。原稿を書きつつ不足分は再調査をしたり関係者から追加の聞き取りをすることもある。「質問しても何も変わらないようならやめとけ。時間の無駄!!」とヨコイに言われないよう、今日も原稿づくりが続く。
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横井利明
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