こりゃ人災だ

「横井さん、また交通事故だ。けが人も出ている。すぐ現場に来てくれ!!」11月13日早朝、事故現場直近に住む方からお電話をいただいき現場に急行した。

スピードを出していたであろう優先道路側の車が一旦停止側から出てきた車に接触し横転。横転した車を運転していた女性がけがを負い救急車で病院に運ばれた。事故現場は生活道路。いずれの道路も優先道路に見えるため、一旦停止側の車が停止せず交差点に進入し交通事故が発生したものと考えられる。

実はこの交差点は、かつて南警察署に要請し、いずれの道路からも交差点では「一旦停止」となるよう規制をかえていただいた経緯がある。その効果もあって、事故がたびたび起きていた交差点は全く事故がなくなっていた。

ところが本年6月に入って、突如、南北側の道路における交差点での一旦停止を解除された。長年にわたり交通事故のなかった安全だったはずの交差点は、車×車の交通事故がわずか4か月余の間に大きな事故だけでも4件発生する事態となっていた。とりわけ先月の事故は、車×車の事故によって、車両が近隣の住宅に突っ込むなど、一歩間違えば大惨事となっていた大きな事故だった。

交通事故が全くなかった生活道路内の交差点で、一旦停止の解除によりたった4か月余の間に大きな事故だけでも4件発生するというのは警察の判断ミス以外の何物でもない。生活道路内の他の交差点でも、両方向とも一旦停止にしていただき、事故が全くなくなった交差点は数多くある。

もともと生活道路は人のもの。事故が多い生活道路内の交差点はいずれの道路も一旦停止にするくらいの思い切った判断が必要だろう。