オミクロン株の感染拡大は名古屋市でも

■ オミクロンと判定するまでの流れ(名古屋市)
名古屋市では新型コロナウイルス感染症と判定された検体がデルタ株であるかどうかをまずは判定する。デルタ株に特徴的なウイルスの変異「L452R」があれば、デルタ株と判定されるが、デルタ株でなかった場合にはオミクロン株に特徴的な変異「N501Y」「E484A」があるかどうかを調べる。その後、検体を名古屋市衛生研究所に送り、遺伝子配列を調べて(ゲノム解析)、オミクロン株かどうかを確定する。これらに時間を要するため、新規陽性患者がオミクロン株に感染しているかどうかの判定がなされるまでに通常2~3日程度を要する。

名古屋市では検査した33件中27件がオミクロン株であったことから名古屋市内のオミクロン株の割合は82%に上ると考えられる。デルタ株からオミクロン株への置きかわりが急速に進んでいるものと見られる。

一方、名古屋市ではここ4日間、新規陽性患者数が倍々に推移している。

■ 新規陽性患者数(名古屋市)
1月6日 59人
1月5日 31人
1月4日 13人
1月3日 6人

他都市の状況から推測すると、名古屋市において今後急速にオミクロン株による感染拡大が懸念される状況だ。大きな流れの中では感染拡大は避けられないものの、急速な感染拡大によって医療に過度の負荷をかけ、助かる命が助からない事態だけは回避しなければならない。

オミクロン株はウイルスに変異箇所が多く、高い感染力やワクチン効果減弱などの可能性が指摘されている。これまで同様、マスクの正しい着用、手洗い、うがい、三密の回避、換気といった基本的な感染予防対策の徹底、そしてワクチンの接種により、オミクロン株でも感染を十分防ぐことや重症化を予防することができるとされている。市民の皆様には、引き続き感染予防の継続をお願いいたします。
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横井利明
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