断夫山古墳調査へ

東海地方最大の前方後円墳とされる「断夫山古墳(だんぷさんこふん)」の発掘調査が、令和2年1月からおこなわれることが明らかとなった。服部しんのすけ議員(熱田区:自民)の質問に、名古屋市教育長が答えた。

断夫山古墳は5世紀末から6世紀初めに築造され、全長約150メートルと東海地方最大の前方後円墳。また、現在では破壊されているものの、築造当時は周壕が張り巡らされていたという。

また、断夫山古墳はかつて日本武尊(やまとたけるのみこと)の奥さんの宮簀媛命(みやずひめのみこと)の墓として熱田神宮大宮司家の管理下にあり、明治に入って熱田神宮所属地に、戦後に愛知県有地化され、現在では熱田神宮公園として整備されている。

同古墳は今日まで盗掘がなく、また発掘調査も行われてこなかったことから、「東海地方の古墳の歴史が解明できる可能性がある。」「歴史上の大発見があるかもしれない。」と期待が集まっている。

調査は令和2年から開始され、まず古墳の範囲確定から調査が始まる。調査期間は10年。県市の共同事業を予定することから、総事業費5億円余は愛知県と名古屋市で折半。なお、断夫山古墳の調査は、ヨコイから同古墳を所有する愛知県知事に発掘調査を申し入れ、県の同意により合同調査が行われることになったもの。
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横井利明
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