公園管理における住民参加 (3)

公園管理における住民参加をうながすコストをいかに生み出すか。言い換えれば行政コストゼロをいかに実現するのか。まさにまさにここが肝。

■ 道徳公園バスケットボールパーク(以下バスパ)における収入確保策
1. ネーミングライツ(命名権)の売却
すでにバスパの命名権は、株式会社モルテンに売却済み

Coca-Cola2. バスケットボードに企業(製品名)広告を掲載
現在、大手飲料メーカーなど複数社と交渉中。左写真と交渉中の大手飲料メーカーは必ずしも一致しないことがある。なお、公園内の広告については緑政土木局、住宅都市局のご理解も必要となる。

3. 自販機の設置
現在、大手飲料メーカーと交渉中だが、緑政土木局のご理解も必要となる。

4. バックボードへの広告掲載
今後の検討課題だが、緑政土木局のご理解も必要となる。

5. 長時間にわたり占有する場合の使用料
自由使用は無料だが、大会を行うなど長時間占有してパークを利用する場合には運営協力金を検討。今後、緑政土木局のご理解も必要となる。

これら収入の一方、支出項目として以下の支出を考えている。

■ おもな支出項目
・バスパの清掃、啓発等に係るスタッフ人件費
・ゴールネットの購入費
・Wi-Fiに係る維持管理費
・ホームページ等の維持費
・防犯カメラに係る維持管理費
・バスパで行うイベント等に係る経費
・その他

なお、バスパの企画総務・運営に係る人件費、また、プレイする若者による清掃に係る人件費はボランティア、バスパで清掃、啓発等に係るスタッフ人件費については時給1,000円程度を想定している。現時点での試算だが年間300万円の収入が確保できれば、おもな支出項目は提供できそうだ。

全国的にも珍しい事例といえる「公園管理における住民参加」。何とか収入確保を実現させ、高品質なサービスを行政コストフリーで実現できるよう現在全力検討中。
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横井利明
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