山崎川堤防耐震補強工事がほぼ収束をむかえつつある。
平成25年9月13日、ヨコイは本会議で「山崎川堤防の耐震対策」を取り上げている。これは山崎川堤防周辺に広く液状化層が広がっており、南海トラフ地震が発生した場合、天井川である山崎川堤防が液状化により崩落し、ただちに山崎川の河川水による浸水被害が始まるというもの。ヨコイが独自に調査して突き止めた。
この質問の後、ヨコイは国土交通省に対し財政的な支援を要請。緊急防災事業に指定していただくことで、事業が大きく進むことになった。
平成26年より鋼矢板二重締切工による「液状化しにくい堤防づくり」が始まった。これは鋼矢板で液状化層を挟み込むことで、堤防周辺が液状化しにくくするもの。と同時に、津波や高潮、地震の揺れにも強い堤防が実現する。
平成26年度から山崎川河口付近から始まった工事は、令和3年度の今年で8年目をむかえ、ほぼ南区内での工事を終えつつある。
令和3年度工事は台風シーズンが終わる11月頃から始まる予定。
〇 山崎川における耐震対策実施個所及び予算(令和3年度)
山崎川における地震・津波対象区間において必要な堤防の補強工事を進める。
・令和3年度 実施延長 L=0.76km(実施済延長 L=7.42km)
・令和3年度 耐震対策予算 16億2,000万円
※ 令和2年度までの工事費の合計は85億円。令和3年度分を入れると総計101億円。