我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日、9月定例千葉県議会最終日。
議会に上程されました議案等について採決が行われました。
知事より上程された補正予算等はすべて可決です。
今議会において特に注目を浴びたのは「千葉県議会委員の定数及び選挙区等」の変更についてです。
来年春に行われる千葉県議会議員選挙を前に『1票の格差』が最大で3倍を超えている状況等を解消するため、定数や区割りの見直しについて千葉県議会議員定数等検討委員会が設置され、6回にわたり、各会派から選任された委員たちで議論を行いましたが合意に至らず、本日、自民党が提出した現在の94名から95名と1名増やす、という条例案が可決されました。次回の選挙から1名増えるわけです。
私たち無所属会派「千翔会」は現在の94名から1名減とし、逆転選挙区を解消させ、前提として
●総数は増やさない
●極端な削減等はせずに現実的な削減
ということを重点に置きました。
人口減少社会、デジタル化の推進の中で私たちは議員の総数を増やすことにも否定的ですが、立憲系会派が提案した非現実的且つ急激な削減にも与しません(これは共産党も討論で言っていました)。
また、私は
「2023(令和5)年執行千葉県議会議員一般選挙の選挙区について較差を2.0倍未満にすることを求めることについて」
は紹介議員でもあったので、とても残念です。
もちろん県民の皆様の中で様々な考え方があるのは当たり前のことですので、こうした県議会での賛否や各会派の考え方等も考慮して、是非、投票行動にうつしていただきたいと思います。
また、ひとつ残念であったことは旧統一教会関連についてです。
今回、市民オンブズマンが提出された請願「千葉県議会議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)及び関連団体と一切関係を持たないとの決議を求めることについて」も不採択となりました。
この中で一部の千葉県議会議員が政務活動費から関連団体に支出していたことが明らかになっています。
発議案18号「旧統一教会と政治との関係について、徹底的な調査と事実関係の解明を求める意見書」も我々は賛成しましたが、自民党及び立憲系会派が否決。
私自身、政治家一家でもなんでもなく、ごくごく一般的な民間企業の中におりましたので、自分の中ではこの世界に染まらずに、客観的な視点を大切にして、後援会等のご意見も参考にしながら賛否を行っていますが、どうやら自分や無所属会派はこの世界では異質のよう・・・。
正直、国政で言う野党第一党に所属する一部の会派が賛成しないのもよくわからない、と会派でも話しています。
千葉県議会は単独過半数を自民党が有しているため、基本的には自民党案がそのまま通ることになります。
私たちはどこの党、会派であろうと、良いものは良い、ダメなものはダメ、と個人的感情や政党政治は持ち込まずに賛否を行っています。
二元代表制でありながらも政党優先となってしまっている地方政治をどこまで変えていけるのか、私たち無所属の挑戦はまだまだ続きます。